「その学習方法、本当にそのお子さんにあっていますか?」
「幼児期にやる気を引き出せなければ、将来きっと学力のびませんよ?」
子供のやる気引き出しにお困りのお母様やお父様に、この記事をご一読いただければと思います。
現役教員であるY.Peachさん(通称・ももさん)にインタビューと本記事の監修をお願いしました。


教育心理学でよく言われることは、小学校低学年までの経験が、その後の学習意欲に大きな相関があるとされます。
つまり、幼少期に「勉強が楽しく感じられたかどうか」が、それ以降の学習意欲度を左右するというものです。

じゃあ、どうやって「やる気」をはぐくめるのか?
ここで重要となるのは、
✔ 親子の関わり合い方(声かけ、しつけなど)
✔ 子供にあった教材・学習方法を選んでいるのか
です。
自分の子供が楽しいと思える学習方法が、とても重要なのです。

本記事では、実際にご使用されているお母様方に協力を仰ぎ、幼児向け通信教材「こどもちゃれんじ」のメリット・デメリットを詳細にレビューしたいと思います。
ベネッセ 「こどもちゃれんじ」
教材/サービスの特徴
0〜6歳児の未就学児を対象に、年齢にあわせた教材を毎月自宅に届けてくれるサービスです。
身辺自立から学習の基礎に至るまでの「意欲」や「知的好奇心」「習慣」など、この時期に必要なスキルを幅広く身につけることができます。
文字や数字などの基礎知識はもちろんですが、 何より子どもの「意欲」を大切にし、子どもの「主体性」を重んじている教育方針がとても魅力的です。
「楽しく学ぶ」という言葉がぴったりな通信教材だと思います。

学習は1年間のカリキュラムに沿って進んでいきます。
次年度がはじまる前に申し込んでおくと、年度のはじまりに合わせてスタートできるのでおすすめです。
ホームページから年間のラインナップやカリキュラムを見ておくと、学習内容がよく分かります。
興味のある方は見ておくことをおすすめします。

今までは紙のワークブックのみでしたが、2021年度から「デジタルワーク」アプリも始まるようです。
タブレット自体はご家庭で用意する必要がありますがお子さんに合わせて利用してみるのも良さそうですね。

こどもちゃれんじのメリット
(1)好きな時間に親子のペースに合わせて取り組むことができる

幼児教室などにわざわざ出向かなくても幼児期に必要な教育を受けることができます。
共働きの家庭や兄弟関係の都合など、それぞれ家庭の生活ペースに合わせて続けられるところは嬉しいポイントです。
(2)入力年齢が小さい時期でも気軽に始めやすい

乳児や幼児にとって安心したリラックスできる環境はとても大切です。
年齢や月齢に関係なくいつからでも自宅で取り組むメリットは大きいと思います。
特に0〜3歳の成長のスピードがすさまじい時期の子育てに一躍かってくれることは間違いなしです。
(3)生活の色々なシーンで使える豊富な教材

お風呂やトイレ、公園や外出先などで使える教材があるのでとても助かっています。
生活や遊びを通して成長をサポートしもらえて、それを学びにつなげてくれるところが頼りになる存在です。
DVD教材もあるので家事をする時に助かっています。
もちろん子どもとスキンシップをとりたい時にも使えますよ。
こどもちゃれんじのデメリット
(1)自分からやる習慣が身につくまでは親のサポートが必要
特にはじめのうちは親子でやることをおすすめします。
それが難しい人にとっては、学習カリキュラム内容を十分に習得しにくいかもしれません。
けれども、子どもから進んでできるような仕組みになっているので、子どものペースに任せてもOK。
「楽しく学ばせたい」「我が家のペースで進めたい」などのそれぞれの目的に合わせて使うのもアリだと思います。
(2)毎月もらえるワークや知育玩具がどんどん溜まる
長年利用していると、毎月ごとに教材が増えていくので管理が少し手間に感じます。
自宅のスペースに問題がなければ大丈夫ですが、我が家では子どもの様子を見て「もう使わないな」と判断したものは、誰かにあげるなり処分するなりしています。
学習効果について

子どもに、身近な物・人・環境などを使って、遊びを通して文字や数字の認知の学習につなげているので、子どもの記憶に定着しやく理解しやすいです。
また、お馴染みの「しまじろう」のキャラクターが子どもの成長を応援してくれます。
そんなメインキャラクターの存在も、子どもの意欲やこどもちゃれんじ通信教材への親しみにつながっているのだと思います。
ここは多くの人に選ばれる理由の一つでしょう。

4歳の我が子は、教材が届くとすぐに「あけていい?」と嬉しそうに聞くなり、すぐ自分で取り組んでいます。
我が家の学習効果としては、自分からやろうとする力や机に向かって取り組む姿勢が自然と身についてきたことです。
親が「やりなさい」と言った記憶はないかな。
親子で教材に向き合っていくことで「学ぶことが楽しい」と知り、やがて自発的に取り組むようになります。
それを続けていく「習慣」そのものが学びの基礎になっていくのでしょう。
それらが何よりの学習効果だと実感しています。
子どもの意欲について

前にも述べましたが、親が言わなくても自分でやろうとする姿が見られていて意欲的に取り組んでいます。
ここでは「楽しい」というのが最大のポイントだということ。
子どもの「やってみたい」という気持ちや、つまづくポイントなどよく研究されているなと思います。
学習というよりも「意欲」を育ててもらっている感覚に近いです。
個人的に苦戦したトイレトレーニングでは、こどもちゃれんじの教材に随分とお世話になりました。
我が子のトイレに挑戦する気持ちを支えてもらいました。

また、親がどう援助していくと良いかというサポートガイドの冊子も参考にさせてもらいました。
余談ですが、子育てのよくある悩みのアドバイスや親への細やかな配慮などのサポートブックは、毎月教材とセットで送られてきます。
私自身子どもに携わる仕事をしているのですが、保護者支援という視点からしても勉強になる内容です。内容も分かりやすく、よくまとまっていて良質なものだと感じます。
子どもチャレンジでは、完璧にやりきることよりも楽しくやってみることを目的として、遊びの一環ではじめてみることをおすすめします。
幼児期は遊びを通して学びんでいく貴重な時期です。
その「遊び」はいずれ「もっと知りたい」という知的好奇心や「なんで?どうして?」という考える力や思考力になり、「調べてみよう!やってみよう!」という挑戦していく自発的な行動に繋がっていきます
身についた自発的な学習姿勢は、小学校以降の子どもの姿につながっていくと考えています。
学習というのは土台づくりあってこそ。
その土台となる子どもの意欲を育ててくれるこどもちゃれんじは、多くの方におすすめしたい教材です。

2021年4月から新サービスの「meecha!」という動画チャンネルもはじまるようです。
こちらは会員であれば追加受講費なしで視聴できるとのことでした。気になる方は、4月になったらチェックしてみてくださいね。