【東京外大OG直伝】 幼児&小学生オンライン英会話選びのコツ!学年別英語学習のツボを徹底解説

家族 英会話

記事のポイント

■元外大OGが教える効果がでる英語学習
■未就学児の「英語脳」の育成法
■小学校学年別の英語学習方法
■オンライン英会話を選ぶポイント

「子供にオンライン英会話を受けさせたいけど、いつから始めたらいいの?」

「オンライン英会話を始めたいけど、選ぶポイントは?」

そんな疑問や悩みを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。

「英語は早いうちから始めたほうがいい」と聞いても、いざ始めようとすると、開始時期やスクール選びに悩んでしまいますよね。

そこで今回は、年齢に合わせた英語学習と、オンライン英会話を選ぶポイントについて紹介します。

幼少期の英語学習のツボは?

もぐはわ
もぐはわ

幼少期の英語学習では、とにかくたくさん聞いて言葉をインプットし、声に出してアウトプットすることが大切です。


本章では、「3歳から5歳」、「小学校低学年」、「小学校中学年」、「小学校高学年」の年齢別の英語学習について紹介します。

3歳から5歳

3歳から5歳までは、聞く力と話す力を伸ばす学習が良いといわれています。
この時期に英語を学ぶと、英語を聞いて、即座に英語を話せる「英語脳」ができあがるからです。

3歳から5歳程度で「英語脳」が作られる仕組み

勉強する子供

英語圏に転勤すると、幼い子供のほうがペラペラで、大人は英語をなかなか習得できずに苦労するという話はよく聞きます。
これは、幼い子供が英語を習得する方法と、大人が英語を学ぶ方法が異なるからです。
大人が英語を学ぶときには、「聞いた英語を日本語に訳し、日本語で考えたことを英語にする」というプロセスを踏みます。
一方、幼い子供が英語を学ぶときには、話す人のまねをして言葉を覚えます
そのため、英語で聞いたことを英語で返す脳の回路が出来上がり、日本語で考えずに英語を話せるようになるのです。

もぐはわ
もぐはわ

本来の言語習得に近い学び方で、この幼少期しかできません。

また、この時期に英語に触れると、英語を聞き分ける耳も育ちます。
日本人はよく「LとRの違いがわからない」といわれますが、これは日本語にはない音の響きだからです。
幼いうちから英語に触れると音の違いがわかるようになるため、英語を苦労せず聞きとることができ、ネイティブに近い発音ができるようになります。

3歳から5歳までの英語学習

もぐはわ
もぐはわ

3歳から5歳までは、「とにかく楽しく」英語を学ぶことが大切です。

まだ勉強の習慣がついておらず、集中力が持続する時間も短いことが多いため、「英語を使った遊びをする」のがおすすめです。
具体的には、英語で歌を歌ったり、踊ったり、クイズをしたりして、たくさん英語を浴びて、自分でも話してみる方法が挙げられます。
英語を口にするうちに、アクセントやイントネーションも自然と身につくでしょう。

小学校低学年(1年生~2年生)

小学校低学年の子供も5歳までと同様、「楽しく英語を勉強する」のが大切です。
具体的には、「聞く・話す」の音声中心の学習をゲームや歌を交えて行うなど、小学3年生から始まる外国語活動に向けて会話の練習をするのが良いでしょう。

もぐはわ
もぐはわ

この時期から英語を始めるのであれば、「フォニックス」を学ぶのもおすすめの1つです。

フォニックスとは、英語のつづりと発音のルールを覚え、正しい読み方を学ぶ方法です。
例えばアルファベットの「E」の読み方は「イー」ですが、単語になると「egg(エッグ)」や「eight(エイト)」という発音になり、アルファベットの読み方と実際の発音が異なります。また、「E」と「A」が2つセットになると、「meat(ミート)」や「seat(シート)」と「イー」と伸ばす音になります。
このように英語には、つづりと発音に法則があるものが多く、フォニックスでは英語特有のつづりと発音法則を学びます
もちろん法則にあてはまらない単語もありますが、フォニックスを学ぶことで英語の音に慣れ単語の読み方を予測できるようになります。

小学校中学年(3年生~4年生)

英会話教室

小学3年生からは、「外国語活動」として学校で英語の授業が始まります
そのため、授業で学ぶ「聞くこと、話すこと、発表すること」に関する勉強や、高学年から始まる「英語の読み書き」に向けて準備するのがおすすめです。

学校での「外国語活動」の内容は?

「外国語活動」の授業では、コミュニケーションを重点におかれています。
例えば、「Hello」や「How are you?」などの簡単なあいさつ、「How many?」を使った数の聞き方や答え方、「What’s this?」、「Who are you?」などの聞き方を、先生やクラスメートとの対話やゲームを通して学びます。外国語活動の授業時間は週1コマ程度です。

中学年の英語学習

上記で紹介したように、学校の授業では英語の基本的な表現を使ってコミュニケーションを行います。
そのため、自宅での学習でも、「聞くこと・話すこと」を中心とした勉強をするのが良いでしょう。
また、高学年になると、学校の授業では「読むこと・書くこと」の勉強も始まります。
英語の文法でつまずくお子さんも多いため、5~6年生の先取り学習をすることもおすすめです。

小学校高学年(5年生~6年生)

子供の勉強

5~6年生では、いよいよ教科としての「英語」の授業が始まります。
教科書に沿って授業が進められ、他の教科と同様に成績がつけられます。

もぐはわ
もぐはわ

中学生以降の英語学習で苦手意識を持たないためにも、この時期の学び方は重要です!


「聞くこと・話すこと」の学習に加えて、「読むこと・書くこと」の勉強も始まるため、文法の勉強も必要になります。

学校での「英語」の内容は?

5~6年生になると授業時間は週2コマになり、段階的に「読むこと」「書くこと」が加わります
発音では音のつながりやアクセント、文法ではbe動詞や否定文、canやdoなど助動詞を使った疑問文、「what」や「who」などのwh疑問文を学習します。
3~4年生と比べると、覚えることも多くなります。

親世代としては、私達が中学時代に学んでいたことを小学生で学ぶことが驚き!!

とりぞー
とりぞー
もぐはわ
もぐはわ

新しい学習指導要領では、英語学習を2年以上前倒ししているんですよ。

高学年の英語学習

「聞く・話す」に加え、文法の勉強や単語の練習がおすすめです。
小学校で習う英単語の目安は600~700語となるため、しっかり勉強しておきましょう。
また、中学校に入ると、英語の授業は全て英語で行われます。
小学校のうちに基礎を固めていれば、中学校でも英語に苦手意識を持たずに勉強できるでしょう。

本章のまとめ
■ 3〜5歳は「とにかく楽しく」。たくさんお英語を浴びて、話す人のまねをさせて、英語に触れさせる。
■ 小学校低学年も「楽しく英語に触れる」。フォニックスを学ぶのもオススメ。
■ 小学校中学年は、「聞くこと・話すこと」中心に勉強する。5~6年生の先取り学習も有効。
■ 小学校高学年は、文法の勉強や単語の練習も。英単語の目安は600~700程度覚えましょう。

オンライン英会話の選ぶポイント

ソファーで学習

ここまで年齢に応じたおすすめの英語学習を紹介しましたが、オンライン英会話を選ぶ際には、レッスン内容のほかにも選ぶポイントがあります。

本章では、子供に合ったオンライン英会話スクールを選ぶポイントについてご紹介します。

オンライン英会話を習う目的を明確にする

オンライン英会話では多種多様のコースがあります。

例えば、以下のような感じです。

  • リスニングやスピーキング中心のコース
  • 発音のルールを学ぶコース
  • 学校で習う英語をサポートするコース


英語を話すためのレッスンと学校の授業のためのレッスンでは学ぶ内容が違います。

そのため、どんな目的で英会話を習いたいのか明確にすることが大切です。

「どんな技能を伸ばしたいか」をしっかり見据えて、オンライン英会話やコースを選びましょう。


例えば「子供に正しい発音を身につけてほしい」と考えているなら、フォニックスが学べるカリキュラムがあるスクールを選ぶのが良いでしょう。
「授業の先取りをしたい」と考えているなら、学習指導要領に合わせた教材があるスクールがおすすめです。

どんな講師がいるのか確認する

オンライン英会話には、日本人講師、ネイティブ講師、フィリピン人講師などが在籍しています。
講師を選択できるスクールもあれば、フィリピン人講師だけのスクールもあるため、候補となるスクールにどんな先生が在籍しているか確認しましょう

英会話ハードルを低くするには日本人講師がオススメ

日本人講師は、困ったときに日本語で対応してくれるのがメリットです。


「英語が話せなかったらどうしよう」と不安があったり、「初めてのことは緊張する」と挑戦が苦手だったりする子供でも、先生が日本人であれば、オンライン英会話を始めるハードルは低くなるでしょう。

フィリピン人講師は明るく楽しい

もぐはわ
もぐはわ

フィリピン人講師は、明るく優しい先生が多いです!


話し方は子供にもわかるようにゆっくりで、褒め方も上手です。
子供を飽きさせない工夫も怠らないため、好奇心旺盛な子供に向いています
また、自宅にいながらフィリピンに住む講師と交流できるため、海外の人と英語で話すことに抵抗がなくなったり、「フィリピンってどんなところなんだろう?」と海外に興味がわいたりするかもしれません。
ネイティブ講師のレッスンでは、本場の英語に触れることができます
子供は聞いたことをそのまま真似するのが得意なので、ネイティブの先生からレッスンを受ければ、英語話者の発音や自然な言い回しを学ぶことができます
バイリンガルを目指していたり、将来は留学を考えたりしている子供におすすめです。

レッスン内容を確認する

子供のタブレット学習

オンライン英会話のレッスン内容が子供にあっているか、レッスン中の画面が見やすいかを確認しましょう。
オンライン英会話をスカイプやZOOMで行うスクールもありますが、料金が安い一方、子供が理解しにくいところを講師が伝えづらいデメリットもあります。
そのため、スクール独自のアプリが整っているオンライン英会話が良いでしょう。こういったスクールでは、画面上のホワイトボードを使って講師がヒントを出してくれたり、タッチパネルを使って子供がお絵描きをしたりすることも可能です。

もぐはわ
もぐはわ

子供が興味を持って続けられそうなスクールを選びましょう。

また、英語のレベルが上がると宿題が出るところもあります。
復習のために宿題をした方が良い場合と、宿題があるとやる気がなくなってしまう場合があるため、子供に合ったレッスンを探しましょう。

親が一緒に受講できるか確認する

小さい子供の場合、勉強の習慣がついていなかったり、1人でレッスンを受けさせるのが不安だったりすることもあります。
そんな時、親と一緒にレッスンを受けられれば子供も安心できるでしょう。
英会話スクールの中には、レッスン中の子供の様子を、離れた場所から別のパソコンで見学できる機能があるところもあります。

英会話を続けやすい料金か確認する

いくら良い英会話スクールだったとしても、続けられないのでは意味がありません。
オンラインスクールによっては、その月であれば何回でも受けられるコースや、回数の指定があるところもあります。
一般的に受講回数が多くなれば1回あたりの料金も安くなりますが、英会話に割く時間が多くなるため、子供の状況に合わせて選びましょう。
また、兄弟でレッスンをシェアできたり、その月に受けられなかった分は次の月に繰り越せる制度があるスクールもあります。
兄弟で英会話をしたい場合やレッスン回数が少なくなりそうな場合には、そういった制度を利用すると良いでしょう。

予約やキャンセルがしやすいか確認する

もぐはわ
もぐはわ

受講予定日の予約や変更など、ある程度の柔軟性があるかどうかは、継続する上でも重要です!

予約やキャンセルの方法はオンラインスクールごとに異なるので、ご家族や子供の都合に合うスクールを選ぶことが大切です。
例えば、次のレッスンの予約しかとれないところや、1か月分まとめて予約できるところ、予約不要でレッスンを受けられるところなどがあります。
急な予定が入りやすい場合は1回分の予約の方が良いですし、曜日と時間帯を固定したい場合はまとめてとれる方が便利です。
また、子供の体調不良や急用で、オンライン英会話をキャンセルしなければならないこともあるでしょう。
そんなとき、キャンセルしやすいところを選べば、レッスン代を無駄にせず、都合のよい日に授業を受けられます
スクールによってキャンセル可能な時間は異なるので、確認しておくと良いでしょう。

子供が楽しくレッスンを受けられるか確認する

親から見れば理想的なレッスンでも、子供に合わない場合もあります。
オンライン英会話を始めても、「つまらない」と挫折してしまったり、英語に苦手意識が芽生えたりしたら意味がありません。

もぐはわ
もぐはわ

「好きこそものの上手なれ」ということわざもあるとおり、「子供が楽しめるレッスンであること」が英語上達の秘訣です。



とはいっても、どのスクールが子供に合っているか知るには、実際に経験してみないとわかりません。
オンライン英会話には無料体験を実施しているところが多いため、まずは候補となる複数のオンライン英会話を選び、無料体験を受けてから決めるのが良いでしょう。

本章のまとめ
オンライン英会話選びに重要な7ポイント

1.オンライン英会話を習う目的を明確にして、最適なスクールを選ぼう
2.どんな講師が在籍しているのか、確認をしよう
3.レッスンカリキュラム、教材、使用ツールを確認しよう
4.親が一緒に受講できるか、確認しよう
5.英会話を続けられる料金か、授業の繰越制度があるか確認しよう
6.予約やキャンセルが柔軟にできるか確認しよう
7.子供が楽しめるかどうか、無料体験レッスンを受けて決めよう

むすび

小学校に入る前から小学校低学年までは、「英語を楽しく学ぶこと」が大切です。英語をどんどん聞いて話すことで、英語で考え、即座に英語で話す力が身につきます。
小学3年生からは学校で英語の授業が始まるため、学校の授業に合わせた学習や、次の学年の先取り学習がおすすめです。
小学5・6年生は、コミュニケーションとしての英語に加え、読み書きの勉強が始まります。授業の予習・復習や、中学校でのオールイングリッシュに備えた勉強をするのが良いでしょう。
オンライン英会話を選ぶときには、カリキュラムや講師、予約やキャンセル方法などをチェックしましょう。
そして1番大切なのは、子供に合っていて、子供が楽しめるスクールを選ぶことです。
どの英会話スクールが子供に合うかは実際に体験しないとわからないため、まずは無料体験から始めることをおすすめします。