記事のポイント
想定読者:
・勉強モチベーションに悩む社会人
・仕事と学び直しの両立に悩む人
・やる気スイッチを入れたい資格受験者
トピックス:
■ モチベーションは後から付いてくる
■ カギは”行動の習慣化”
■ 人間のクセと上手につき合う
勉強のやる気が続かない・・・
学び直しを決意したものの、社会人学習者であれば一度は悩む問題。
しかし「モチベーションの源泉」が何か。多くの人は知らないのではないでしょうか。
「やる気を出したい」
・・・そんな事を言っている間は、間違いなく習慣化には程遠い状態にあります。
かくいう私も、何度も英語学習の挫折を経験。数年の空白期間も!
本記事では、幾度となく挫折を繰り返した私が、3つの心がけでモチベーション維持が可能となった秘訣を紹介します。
(序)”やる気”なんて存在しない
脳科学によれば、「やる気」というのは科学的に存在しない概念、だそう。
これはどういうことなのか。詳しく説明します。
(1)行動することでモチベーションが引き出される
脳科学の著名な研究者である池谷裕二・東京大学教授によると、
人間は、行動を起こすから「やる気」が出てくる生き物なんです。
出典:新R25
仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。そうした行動の結果を「やる気」が出たから…と考えているだけなんですよ。
つまり、”やる気”は行動した結果で生じるもの、というのが学術的見解です。
“やる気を出す方法”なんて考えず、まず行動するということですね!
(2)行動の習慣化ができればモチベーション論争は終了!
学習机に向かう固定の時間帯を設け、習慣化できれば最強です。
行動の習慣化こそ、モチベーション維持の最終目標と言えるでしょう。
先述の池谷教授も以下のように述べています。
いま「習慣化」とおっしゃいましたが、「やる気」なく動ける状態をつくるには、行動の習慣化も有効です。
出典:新R25
子どもって歯みがきが嫌いでやらないことが多いでしょ? でも大人になると身体が覚えて習慣化し、歯みがきが苦痛とは感じない。
習慣化することで、「やる気」なんていらなくなる。だから、人それぞれに面倒と思うことでも「一日のうちにこの時間はこれをやる」と少しずつ身体を慣らしていくと、シームレスに行動できるようになります。
「モチベーション維持」を目標に据えるのではなく、「この時間帯は必ず作業する」ことを目標にすることが、ブログ継続の第一歩です。
まずは作業時間を決め、行動の習慣化を目指しましょう!
(3)人間の特性に基づく行動を取る
これまでの話だけでは、”行動ができないから困ってんじゃん”、と言われそうですネ…
そこで、人間がもつ”クセ”と上手に付き合って「無理」と感じなくさせることが重要です。
以下に、有効な解決策を4つご紹介します。
「交互作業」を取り入れる
人間には、「最後まで作業をやりきりたい、完成させたい」という欲求特性があります。これを逆手に取って、あえて最後までやりきらずに違う作業の取り掛かることで、脳のやる気を長持ちさせるのです。
「最後までやりきりたい」という気持ちを持ち続けることで、同じ時間をかけて作業をしても効率が格段に向上するのです。
「ライオン法」で集中力を研ぎ澄ます
「命を守るための知覚情報」を海馬が察知すると、集中力が向上する特性があります。
ライオン法とは名の通り、命に関わる情報を海馬に与えることで集中力をアップさせる方法です。
たとえば、
・お腹が空いた状態
・歩きながら
・寒い場所
で作業をすれば、海馬の機能によって集中力が向上するのです。
「スモールステップ」で無理のない行動
人間には乗り越えられない障壁を感じた時、行動を起こさない回避特性があります。
そのため、「ハードルが高いな」と感じたら、できることからやることが重要。「量が多い」と感じたら、小分けにしてやること。簡単なことからやっていくことで、行動が継続し、それが学び直し成功への近道となります。
仲間を作って一緒にやる
人間には、感情が動けば、行動を起こすという特性があります。脳科学的には、扁桃体が活性化されることで感情が生まれ、その後の行動へとつながっていきます。
一方で、学習というのは孤独になりがち。この状態では、感情の動きが乏しくなり、行動の促進作用がどんどん小さくなるという、悪循環に陥ってしまいます。
私は、受講者交流会がある有料スクールあるいはオンラインサロンへの参加をオススメします!
人は、誰かと一緒にやったほうが感情が生まれ、興味も広がります。特に同じ志をもつ仲間が集う勉強・学習者向けのオンラインサロンを推奨します。
- オンラインサロンのメリット
- ・他の学習者から刺激を得る
・作品等を披露するドキドキ感
・仲間から声をかけてもらえる喜び
・SNS等を通じた人脈の拡大
・同志との連帯感や安心
・インフルエンサーと交流ができる
etc…
必見!モチベーション向上に参考すべき情報
本記事の内容に共感いただけるようでしたら、以下の情報もきっとお役立てできると思います。
書籍:勉強脳のつくり方
本記事の参考文献でもある池谷教授の書籍です。
挿絵が豊富で全79ページと読み切りやすく、忙しい副業ブロガーさんもスキマ時間にサクッと読めます。
オンラインサロン
オンラインサロンとは、同じ目的を持った会員同志が交流するためのプラットフォームです。
サロンによっては学習コンテンツや、実業家等からの直接的な指導を受けられることもあります。
先に述べた通り、仲間と一緒である方がモチベーションが保ちやすいです。
DMMオンラインサロン
DMMが運営するDMMオンラインサロンは、インフルエンサーと呼ばれる著名人(例:堀江貴文氏、落合陽一氏など)や専門家、実業家が運営するサロンが多いのが特徴。
そのため、会員数、満足度、取引金額の3つでNo.1となっています。
みんなのオンラインサロン
DMMオンラインサロン外のオンラインサロンの検索には、みんなのオンラインサロンが便利。
みんなのオンラインサロンは、著名人サロンはもちろんのこと、同好会的なサロンも多いのが特徴。
カテゴリー分類が充実しており、2022年4月時点では合計12テーマのオンラインサロン情報が集約されています。
- ビジネス・企業
- 英語・教育
- ITテクノロジー・メディア
- 就活・キャリア・コーチング
- 投資・経済
- 政治・社会
- 美容・ファッション
- ゲーム・漫画・アイドル
- クリエイター・アート
- 趣味・ライフスタイル
- スポーツ・アスリート
- 恋愛・スピリチュアル
オンラインサロンもご自身の志向に適したものを選ばないと効果がありません。色々入って試しながら、ご自身に適したサロンを見つけるとよいでしょう。
まとめ
社会人の学び直し(あるいはリカレント)って、最近ほんとうによく耳にする様になりましたね。
ただ、学び直しを開始したけれども、モチベーション継続が難しいという方も多いです。
「やる気というのは脳科学的に存在しない」という科学的な事実。また、行動が先でやる気は後から付いてくるものだということ。
モチベーションを考えるのであれば、モチベーションについて正しく理解することが重要であると、本記事では最も伝えたいことでありました。
習慣化こそモチベーション向上のための解決策だと言って過言では有りません。
習慣化のカギは「行動」。行動を促す方法として、人間の特性をうまく利用する他ありません。
本記事で紹介した「交互作業」「ライオン法」「スモールステップ」「仲間と交流」などを通じて、ご自身の行動を促す仕組みをどんどん取り入れて欲しいと思っています。
行動ができればモチベーションが上がり、やがて学び直しによって読者の人生がよりよいものになると確信しております!
(余談)筆者もオンラインサロンに参加中
筆者もオンラインサロンに参加することによってモチベーション向上につなげております。
オンラインサロンを推奨するのは、自身の体験によるものです!
筆者が参加しているサロンは、ブログ向けです。
理由ですが、当ブログは2015年に開始したものの、まさかの5年放置(笑)
やはり”モチベーション問題”が原因でした。
しかしながら、ABCオンライン(※)というブロガー向けオンラインサロンと出会い、モチベーションの向上を経験しました。
特に、あらゆる経験値のブロガーさん、インフルエンサーとの交流、会員同士の交流によって、あらゆる刺激をもらい「自分にもきっとできるのではないか?」という勇気を与えられました。
だからこそ!やる気が出ないのであれば、仲間を作る&交流する、というのも重要です。感情を動かしてこそ、行動やモチベーションアップに繋がっていくのです!
※ ABCオンラインについて
ブログ界のインフルエンサー、ヒトデさんとなかじさんが主催するオンラインサロン。
ブログノウハウの学習動画が豊富。また、初心者〜上級者ブロガーまで幅広い方々と交流ができます。
入会同期との交流機会も多く、一緒に仲間と頑張りたい方におすすめしたいオンラインサロンです!
\募集期間は毎月1日~3日!!/