◆ コロナで現在の「働き方」に疑問を感じている方
◆ 子供や家族との時間を増やしたいワーキングママ
にオススメします。
本記事のオススメ図書
リモートワークの生産性向上に関する図書です。
既にリモートワークを始めている方、これからやろうと思っている方にオススメです!
もしフリーランス、オンライン起業をご検討されている方は以下がおすすめ。
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序章~リモートワークで人生が変わった!~
2020年、お仕事大好き・育児はちょっと苦手、だった私に人生の大波乱が訪れました。
仕事を辞め、リモートワークを始めることで、信じられないほど生活にゆとりが生まれたのです。
コロナが契機で人生観が変わり、約20年勤めた「病院理学療法士」という仕事を手放しましたが、これが大きな成功でした。
「大波乱」はいい意味での「大波乱」だったわけです。
子どもたちと過ごす時間が3倍以上になり、家族の会話も増えました。
何より、自分が本当にやりたいことができる時間も作れるようになったのです。
また、これは嬉しい想定外だったのですが、私がリビングのテーブルでお仕事をしていると、子どもたちも自然と一緒に宿題などをはじめるようになりました。
もし、以前の私のように、今しかない子どもとの時間を返上して外で働くことに疑問を感じておられる方、時間の余裕が欲しい方、本当にやりたいことがある方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
パンデミック前のわたし
小さい頃から優等生でした。
努力家で成績優秀だった割に、やりたいことも特になかったので、親の希望通り「自宅から通える国公立大学に現役で合格」しました。
そこが、某医科大学の理学療法学科だったわけです。
卒業と同時に理学療法士免許を取得し、急性期の総合病院に就職。
忙しさも含めて、とにかく病院でのお仕事が大好きでした。
結婚を機に一度だけ転職しましたが(職場内結婚だったのと、産休・育休が充実しているところ=公立病院に移ろう!と思ったのが理由です。あざといですね。)、3度の妊娠・出産を経ても、変わらずフルタイムで働き続けました。
2020年にパンデミックを経験するまでは、自分は定年(60歳)まで働き続けるとさえ思っていたのです。
パンデミックの発生 と ライフワークへの思い
子どもたちが小6、小4、小3だった2020年2月、全国の小・中学校が一斉に休校となりました。
その頃はまだ「リモートワーク」という言葉も世間に浸透しておらず、あったとしても我が家は夫婦ともに医療従事者なので出勤し続けるしかありませんでした。
しかし、私が勤める公立病院では、すぐに「小学生の子どものいる保護者は、休みや早退の所得を認める」と通達が出たのです。
平日の日中にこんなに家にいる生活は実に10年ぶりです。
10年前は、まだ0歳だった末っ子のおむつ替えや離乳食作り、散歩や入浴などに加え、上の子たちも2人とも未就学児という、時間的余裕とは程遠い日々でした。
「早く復職したい」と思っていた記憶しかありません。
ところが今回は大違い!!
一緒におやつ作りをしたり、お茶を飲みながらお喋りしたり、時には家事も手伝ってもらったりして、私自身とても楽しく過ごせたのです。
だからといってすぐに退職したくなったわけではありません。
職場にいる間は、防護服を着てCOVID-19患者さんのリハビリテーションにあたるなど、使命感に燃えていましたし、未知のウィルスから多くを学んでもいました。
勉強自体も大好きでしたし、自分の知識や経験が、患者さんや後輩たちの役に立つのも大きな喜びでした。
大好きな医療の現場でしたが、一方で、それ以外の業務(記録や書類作成、集計など)が多すぎることや、自分なりに工夫して仕事を早く終わらせても決められた就業時間内は帰ることが出来ないという、今まで当たり前だったことが、次第に「時間を無駄にしている」、更には「人生を無駄にしている」と感じるようになりました。
退職、そしてリモートワーク
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退職
そんなふうに様々な出来事が重なって、退職を決めました。
最初は完全な退職ではなく、「今のポジションを退いて、午前中だけのパートにしてもらえないか」と上司にお願いしたのですが、雇用は「正規職員が一人辞めたら正規職員を補充する」のが原則なので、「正規職員が退いた代わりとして半日のパートを採用する」というのはちょっと出来ないと言われてしまいました。
お世話になった上司も、総務課や人事に掛け合ってくれたのですがやはり難しく、私自身もこれについてはある意味当然だとも思ったので、あっさり退職することにしました。
決めてしまうと、拍子抜けするほど気持ちが軽くなり、未練よりも達成感で満たされて退職できたのがとても嬉しかったです。
ありがたいことに、何十日もある有休休暇を使い切って良いとのことだったので、2か月ほどはこれといった仕事もせず過ごしていました。
しかし、やはり何かタスクがあった方が自分も楽しいしやりがいも生まれると感じ、何か仕事をしたい、と徐々に思うようになりました。
午前中だけパートに出る、とか、起業する、なども選択肢としてありましたが、やはり、子どもとの時間を大切にしたい、自宅で出来る仕事が良いという結論に達し、ライター業にたどり着きました。
リモートワークを開始
もともと書くことが大好きで、医療専門誌で原稿を執筆したり、知人に依頼されて幼児の運動発達コラムを書いたりしていました。
書くことは「趣味」に近かったので、それを仕事にしようと決めた時、「好きなことを仕事にしても良いんだ!」と、すごくドキドキしたのを覚えています。
そうしていくうちに「医療ライター」という言葉に出会いました。
子どもの頃から大好きだった「書くこと」と、医療の現場で20年間培ってきた知識や経験を活かせるお仕事。
「これだ!」と思い、インターネットやSNSで「医療ライター」を検索しまくり、得られた情報から、いくつかのクラウドソーシングサービスに登録してみました。
これは別名「副業マッチングサイト」とも言われていて、仕事を依頼したい企業や個人と、就職・出勤することなく仕事を引き受けたい登録者をマッチングさせるプラットフォームのようなものです。
すぐにいくつかの仕事が決まりました。
「リモートワーク、しかも雇用開始時から在宅OKなんて、ごく少数の、特別な技術や技能のある人だけだろう」と思っている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
「自宅でこんなことをやってもらいたい」という依頼は無数にあります。
ライティングやデザインなどのクリエイティブな仕事の他にも、データ入力などのタスク的なものも数多くみられます。
リモートワーク職を探している方にオススメサービス
「そんなうまくリモートワークなんて見つかるのかしら?」
そう思う人も多いかもしれませんが、働き方改革、コロナ禍、通信インフラの発展でリモートワーク向け求人が増えています。
例えば、以下はリモートワーク専門の転職サイトですので、興味がある方は確認されるといいでしょう。
ReWorks(リワークス) | リモートワークはITやWebエンジニアなどの「専門性の高い職種」に多いイメージですが、今の御時世では、営業や経理などもリモートワークが増えています。Reworksは、元々接客業・サービス業・観光業などに従事していた方、産休明けで不安な方、地方でリモートワーク職が見当たらない方などを対象に求人情報を完全無料で提供しています。 |
ウーマンウィル by マイナビエージェント | 首都圏・関西圏・東海圏の20代〜30代の女性を専門とした特化型転職サイトです。特徴は女性のキャリアアドバイザーが担当するので、女性にしかわからないキャリアや転職の悩みをサポートすることができます。また、老舗であるマイナビエージェントならでは、長年築いた実績やノウハウをベースに書類&選考に手厚いサポートが期待できます。 |
リモートビズ | 経験年数2年以上のITエンジニア向け転職サイト。様々な勤務体系の求人を取り扱っているのが特徴で、フルリモートのの正社員求人、フリーランスエンジニアへの業務委託、週2日からの副業求人、まで幅広く取り扱いがあります。Web企業からの直案件が多く、他の転職サイトでは出会うことのない珍しいリモートワーク求人を提供しています。 |
フリーランスになりたい方にオススメサービス
ランサーズ | クラウドソーシングサービスの代表格であるランサーズ。Webライターの他、アプリ開発、Webサイト構築、ネーミング検討からハードウェア開発まで幅広く取り扱いがあります。ランサーズが最も優れているのは、安心/安全な取引を行えるように対策が打たれていること。たとえば機密保持契約や本人チェックなど、多数の項目で厳格に実施されています。掲載案件数は現在日本一。 |
クラウドワークス | こちらもクラウドソーシングサービスの代表格であるクラウドワークス。掲載案件数はランサーズとほぼ同等となり、日本最大クラスになります。クラウドワークスの利点は、誰でも参加しやすいように意匠を凝らしている点です。多くの仕事を受発注するとメッセージやプロジェクトが多くなるため管理が大変になりますが、UIが優れた当サービスは初心者にとっても魅力的です。 |
ココナラ | CMでおなじみのココナラ。ココナラはランサーズやクラウドワークスより更に親しみやすく、制作系(似顔絵/イラスト、デザイン、Webサイト制作)と相談系(恋愛相談、占い、就活、メイク・ファッション、健康・トレーニング)などが多く取引されています。ココナラは誰でも出品がしやすいというの大きな魅力となっており、スキマ時間を使った出品なども可能です。 |
リモートワークで本業的にクラウドソーシングサービスを使って仕事をしても、そこそこ稼げるなと思いました。
割と、大型の継続案件もつかみやすい印象です。
なお、本サイトのとりぞーアバターは、ココナラで出会ったデザイナーさんにお願いしました!
給料
お仕事を手放すにあたって、多くの人が不安に思うのはお金の事かと思います。
私も(もちろん夫も)そうでした。
生活費だけなら夫のお給料でやっていけるとしても、例えば住宅ローンは我が家の場合、「ペアローン」というのを組んでいたため、私自身にも月々の支払いは発生します。
リモートワークを探すにあたっては、単発のお仕事の他に「継続案件」や「長期案件」などのお仕事もたくさんありますので、月々の安定した収入が欲しい方などは、まずはこういったお仕事を探されてみるのが安心かと思います。
私自身は、今は仕事量を少なめにコントロールしているので、以前ほどの収入はありませんが、もっと働きたくなったら、お受けするお仕事を増やすことも考えています。
ライフスタイルに合った働き方を選びやすいのも、リモートワークの魅力だと思います。
投資/資産形成
もともとガリ勉だったこともあり、「お金」についてもたくさん勉強しました。
でも、世界レベルで見ると、「どうやったらもっと豊かになれる?」と考えたり情報収集したりするのは決して悪いことではありません。
私の周りには、人生を楽しんでいるフリーランスの女性たちがたくさんいましたので、その人たちから情報収集したり、おススメされた本を読んだり、Zoomセミナーを受けたりして資産形成を学びました。
アメリカと日本の資産形成観の違いは、お笑い芸人「厚切りジェイソン」さんの記事が面白いです!
私たちが生きる「人生100年時代」 日本では人生100年時代構想会議が発足され、政策に織り込まれるほど現実のことになって…
現在は、退職金プラス元々の貯蓄を海外の証券会社に預けています。
月々の利息は変動がありますが、とにかく日本では見ることのない利回りとなっており、まとまった金額を入れておくと利息だけでちょっとしたお小遣いになります。
日本の低金利が当たり前になっていると、年利〇%というのは怪しく感じるかもしれませんが、きちんと学べば何も怖い数字ではありません。
リモートワーク転職も資産形成もそうですが、「うまくいくわけがない」と思わず、まずは情報収集してみて下さい。
そこから自分の頭でしっかり考えれば、必ず後悔しない選択ができます。
現在の生活
最も変わったのは、朝の過ごし方です。8時半に出勤しなければならなかった頃は、とにかく子どもを急かしてばかりいたのですが、在宅ワークになってからは夫や子どもを「行ってらっしゃい」と笑って送り出すことが出来ます。
玄関先でバタバタと、「カギ持った⁉ママ今日は遅くなるから、忘れると大変だよ!」とか、「サッカーの練習は16時からだからね!遅れないで行ってよ!」など、怒涛の確認作業をすることもなくなりました。
他にも、「雨が降りませんように!」と念じながら洗濯物をバタバタと干したり、なのに雨が降り出してしまい仕事中に愕然としたりなども無く、とにかくゆったりと過ごしています。
不思議なもので、ママがイライラしていたから、子どもにも伝播していたんですね。
私自身が余裕をもって笑顔で楽しんでいたら、子どもたちも穏やかでよく笑うようになりました。
先ほども述べましたが、私がリビングのテーブルでリモートワークをしていると、子どもたちも自然と近くに来て勉強するようにもなりました。
そして私は、医療従事者時代には遠い世界だった「ネイルサロン」に通いだし、キラキラのラメやストーンを楽しんでいます。
綺麗に整えてもらった自分の指先を見ると、本当にウキウキします。
現在は、業務時間を短いもの限定にしていますが、もし以前のように8時半~17時という働き方にしたとしても、通勤の必要がない、制服に着替える必要がないなど、仕事以外にかかる時間がほとんどないリモートワークなら、今までよりも負担なく働けそう♪と思っています。
マインドも変わりました。
急性期病院という、ある意味ちょっと特殊な空間で働いていたこともあり、仕事が遅い人にイライラしたり、初対面の医師や看護師ともテンポよく情報交換をしなければならないなど、気づかないストレスやマウンティングを背負っていた気がします。
1人で業務をすすめる現在の働き方は、そういったこととは無縁の、本当にやるべきことに集中できる環境にいます。
「解放された」と言っても良いかもしれません。(もちろん、リモートワークとはいえ仕事ですので、メールなどでの「ホウ・レン・ソウ」や、お仕事を請け負うにあたっての責任感は必要です。)
そして、リモートワークになって初めての夏休み!子どもたちと目いっぱい楽しんでいます。
子どもが低学年の頃はちゃんと留守番出来ているかハラハラしたり、高学年になると「買い食いとかしてないかな」と疑心暗鬼になったり、心配事ばかりだった今までとは雲泥の差です。
結び
フルタイムのお仕事から、リモートワークに転職した経験について、私自身の体験や思いをシェアさせていただきました。
「通勤がない」「制服や、余計な上下関係のストレスがない」という在宅ママのメリットと、「収入が得られる」「やりがいがある」というワーキングママのメリットの「良いとこ取り」ともいえるリモートワーク。
ぜひ一度、人生の選択肢に加えてみてはいかがですか?