新しくなった学習指導要領について正しく知ろう!抜粋版

本記事は、

◆ 小・中学校のカリキュラムのトレンドを知る
◆ 親世代にとっても不慣れな情報活用教育を知る

について記述しています。

<監修者>

 

 

ゆっち
ゆっち
「私のころはねー…、ママの頃はね」ってお話しすることが多い子育て世代。

 

でも、皆さんご存知ですか。

今の子供たちは、かつて無いほどに教育カリキュラムが詰め込まれています!!

 

本記事では、新しい教育カリキュラム、および、親世代が新しい学習に馴染んでいくための情報ダイジェストをお伝えします。

 

新しい学習指導への以降スケジュール

学習指導以降スケジュール

出典:政府広報オンライン

 

学習指導要領(カリキュラム)の改定については、数年前から度々ニュースに取り上げられることもありますので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

小学校は2020年、中学校は2021年、高校は2022年からと全面移行となりました。

 

では、一体どのようなカリキュラム変更があったのでしょうか?

 

従来と新しいカリキュラムの大きな変化点

 

公立学校でも大きな変革が起きています。たとえば・・・


✔ 成績の評価軸が「主体性」「問題解決能力」「深い知識と技能」の3観点に集約

✔ 小・中・高校では履修項目が増える

✔ 英語やプログラミングが本格化

✔ ギガスクール構想でタブレットPCを使わせている


 

この変化に無関心なお母さん、お父さんたち!

 

これは非常に重大な変化だと感じませんか?(フリ)

 

かなり重要な変更がなされており、おそらくここ10年で入試のあり方についても激変すると予想されています!

 

もしまだご存知でない方は、以下の書籍のご一読を強くお勧めします。

 

 

カリキュラムの変更の概要

まず、カリキュラムと言えば、教育課程が5年に一度変更されますが、今回は、戦後で最も学習内容の詰め込み度合いとなっています。

 

一例

高校物理の一部 → 中学3年生に前倒し
高校数学Iの一部 → 中学3年生に前倒し
中学英語 → 小学校へ前倒し
情報 → 必修化し、目標レベルが上昇
道徳の教科化

 

加えて、「総合」「道徳」などの科目では、主要5教科、副教科含めた9教科以外で、児童・生徒が集団の中でどのような物事の視点を捉えるか、どんなふうに困難にぶつかった時葛藤し乗り越えるか…など、社会で求められるようなスキルも、児童・生徒の学校生活の中で養っていかなければなりません。

沢山の学習項目が詰め込まれた学校生活に加え、今度はパソコンで提出物の課題を要求されたりします。

 

ゆっち
ゆっち
ここで唐突ですが、質問です!

 

あなたのお子様の学校はGoogle派?Apple派?それともMicrosoft?

 

皆様は、ちゃんと答えられますでしょうか?

 

後述する様に、今後はICTが学習に多用されることになります。

OSによって利用できるアプリなども変わってくるので、学習の進め方にも影響が出てきます。

ですので、親世代はこういうことにもアンテナを張っておく必要があるわけです。

 

ゆっち
ゆっち
では、まず英語のカリキュラム変更から見ていきましょう。

 

英語は語彙力強化+発信・対話力に移行

英語改革

出典:文部科学省

英語に関しては、旧カリキュラムでは学習の先取り化が実施されます。

旧小学5年生から行われていた「聞く」「話す」の学習が、小学3年生に繰り上げられます

 

つまり、中学入学時には以前の中学2年生程度のレベル感を既に履修済みということになります。

従来からの読み書きレベルに関しても、高校卒業レベルで語彙力でプラス1000語~2000語の増強が図られます。

 

そして、これまでの日本人が「弱い」と言われていた会話力と発信力についてもメスをいれるべく、指導要領が改定となります。

そのため、論理や表現に関する授業項目が高校で設置されたり、中学から英語で授業が実施されることになります。

 

情報活用能力の強化カリキュラム

ICTの強化

出典:文部科学省

 

従来のICT教育カリキュラムについては、児童・生徒が「パソコンやインターネットを使えるようすること」をゴールとしていました。

しかしながら、新しいカリキュラムでは、「パソコンやインターネットを駆使して、知識をインプットし、成果や考えをアウトプットする」ことが新たなゴールとなります。

つまり、パソコンやインターネットを使用することはもはや当たり前のことで、それを使いながら表現や制作を行い、最終的な狙いとして、課題に対しての解決策の提案を行う、ということまで踏み込んで行くようになります。

 

もう少し一歩踏み込んでお話すると、基礎的な学力を国語・数学・理科・社会・英語を学ぶだけではなく、それを一つ一つ結びつけながら教科横断的な表現や制作を実施していく流れが強まることになります。

そのツールとして、情報活用能力というものが求められているのです。

 

入試方式も改革への圧力が高まっている

授業

 

ゆっち
ゆっち
日本の入試のあり方は2030年頃には欧米式の受験方式にシフトすると予想します。

記憶に新しいと思いますが、直近の大学入試改革は現場の混乱により断念しました。

共通テストの記述試験化と民間英語試験活用は、投資対効果の薄い施策であったため、案の定断念となったイメージです。

この概要については、以下にまとめられているのでお手隙の時間があればお読みください。

リンク:文部科学省「大学入試改革の状況について

 

しかしながら、これは入試改革案のうちの一部です。

 

2020年以降、とりわけ2030年以降の大学受験改革では、世界基準の受験手法に寄せてくるように考えています。

 

たとえば、大学の一般学力試験には、学習の3要素の中でも「主体的に学ぶ力」を測れない課題があります。

そのため、現在では、ペーパー試験以外に、学校調査書、面接ならびに生徒が作成した活動報告書の提出が推奨されています。

 

ゆっち
ゆっち
欧米方式を考えると、学業以外の活動、たとえば部活動での入賞経験や、成果報告会での報告内容、あるいはボランティアなどの課外活動の有無が評価項目とされる可能性があります。

 

また、「総合型入試(旧AO入試)」や「学校推薦型入試」については、「問題解決能力」や「深い知識・技能」の把握に課題があります。

こちらは、小論文あるいはプレゼンテーション、口頭試問、ペーパー試験などの併用が推奨されています。

 

ゆっち
ゆっち
従来のような「偏差値さえ良ければいい」「内申点が良ければいい」は、もう時代が許さない状況と言えるでしょう。

というのも、想像以上に日本経済や技術力の相対的な優位性が失われているため、教育現場の実学への転換が待ったなしの状態に陥っているからです。

 

以下の書籍が参考になりますので、ご一読されてみてください。

 

小中高生向けの研究成果発表が盛り上がってきた

サイエンスキャッスル

画像出典:サイエンスキャッスル

 

ご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが、日本学生科学賞やサイエンスキャッスルを始めとする小中高生向けの成果発表会が盛り上がりつつあります。

このような成果発表会は、国やその外郭団体の後援だけではなく、いまや大学や企業までも多く協賛するようになってきています。

教科横断的な学習を小中高生のうちから学術や企業から期待されている証左ともいえ、先述の通り今後は大学受験の在り方にも影響するかもしれません。

 

情報教育(ICT)への対応が、大人にも求められる

その教育が必要とされる時代背景は、流れる水のごとく変わっていきます。

 

特にICTをまつわる教育リテラシーへの課題は、お子さんを持つ我々大人にも大きなハードルが存在しています。

 

過去の経験に囚われず、一緒に取り組む姿勢が、なによりもまず大切です。

 

以下は慶應義塾大学幼稚舎での実践例です。もしご興味があればご一読ください。

 

家庭ではどんな支援をすればいいの❓

赤ちゃんPC

家庭でお子さんがPCをいかに学習の「文具」として流暢に使えるか、観察をしてあげてください

例えばタイピング入力。

アルファベットを覚えてしまう中学生には簡単ですが、小学校では音声入力やタッチパネルを駆使して使っていいわけなので、子供がタイピング入力でつまづく前にいろいろな方法を一緒に教えてあげるのもいいかもしれません。

 

学校まかせにしてもよいか

学校

 

前提としてお伝えしておくと、公立学校・私立学校によって学習進度と深度ともにバラつきがあるのが現状です。

 

また、家庭学習環境やお子さんの適性によっても、学習の進捗は変わります。

公立ではスタート地点が一緒ですが、ゴールする時はみんなマラソン選手がバラバラですよね。

 

お子さんはもしかしたら速く走りたいかもしれないし、そこから自分の適性を見つけて違う、種目や違う競技へ行きたいかもしれない。

 

学校で提供できるのは、30人学級なら30人に画一的に提供できる学習サービス。

ということは、学校任せでは生徒によって最適化された学習は難しいです。

理想はやはり、親御さんがお子さんの状況に合わせて学習サポートができるのがベストでしょう。

 

教育目的でならだいたいなんでもOKなタブレットですが、無償で使える期間は義務教育まで。

使い方や親のリード次第ではものすごく活用できるかと思います。

 

学校が積極的にICT活用できていないケースも

感染防止徹底宣言

学校側は現在コロナ対応に追われていて、実際手が回らないことも多いです。

そんな時は電話で質問をしたり、自治体の教育委員会にはギガスクール構想の推進ページがあるので、お子さんと楽しみながら調べ学習やNHKフォーススクールを見て活用しましょう。

 

これからは、ICTツールが文具の一種となる時代である

これまで、親が文具の使い方を教えてきました。

消しゴムの使い方、えんぴつのもち方、etc….

 

これからはタブレット端末やパソコンなども、文具の一種となります。

 

この”文具”の使い方を、親が見せなければいけません。

 

スマートフォンを電話としか活用しない。
ゲーム機やネットサーフィンに夢中であったり
漫画ばかり読んだり
YouTubeばかり見ている・・・

 

子供たちはそんな親の楽しそうな姿を、羨ましがって見ています

きっと、自由に使えるようになった時にはまず、親のマネをして楽しもうとするでしょう。

 

しかし、親が仕事をしていたり、イラストレーターを使った創作、音楽のミキシング、図鑑や辞書代わり、ミーティングに活用したりと親がツールの使い方をしっかりと生活において生かしていれば自然と、子供もそのようになっていくかと思います

 

幼少期のタブレット利用は限定的に

あぷり

発達段階的にやはり幼少期のタブレットは長くても1時間以内に収めましょう。

 

同僚のスクールカウンセラー
同僚のスクールカウンセラー
脳の発達が未熟な段階にあり、脳の機能が未発達な子供に過情報を与えすぎることは脳の発達段階が均等に育成され無い危険があります。よって幼少期のタブレット育児はやはりおすすめできません。
流れてくる情報を受け止めるしかできない小さい子供の脳には刺激が強くなります。

 

小学生もそうですが、タブレットは面倒な図形の問題の反復演習、英単語学習、発音練習などにはとても有意義で、筆記でノートに取り組むより取り組みやすいです。

学習障害のLD や自閉症スペクトラムのお子さんなどもぜひ、自分のペースでしっかりとできるAIドリルなどをご家庭で活用してみてください

 

オススメのAIドリルはやはりキュビナ 

Qubena

キュビナとよみます。

最初に麹町中学校の工藤先生が導入されて有名になり、今年度から多くの自治体が活用しています。

 

あなたのお住いの自治体では入っているかご存知ですか?お子さんはきちんと使えてますか?

また導入されていない自治体があれば、家庭のiPadにぜひ取り入れてみて!

 

AIドリルは高校3年生までありますので、高校1年生から数多くの問題を解いておき実力を身につけておくと大学入試にも大変有利です。

また、中学生、小学生も同様に飛び級ができたりとメリットの大きい教材です

 

むすび

ゆっち
ゆっち
ということで、本記事を以下にまとめます。

 

✔ カリキュラムは詰め込み型に

✔ 2020年代は受験の在り方も大きく変わる可能性

✔ モバイルやパソコンはもはや文具だ!上手な付き合い方を見つけよう

✔ AIドリルを最大限に活用せよ!

 

日本を取り巻く環境が変わりましたので、教育のあり方も大きく変わると思ったほうが良いでしょう。

難しい時代に突入しました。何より親世代の柔軟性が問われる時代だと認識するべきだと思います。

 

次回はSTEM教育について、記事執筆を行います。