転職初心者が陥りやすい2つの罠
1つ目の罠:非公開求人を知らず、機会を逃している
なぜ、”非公開”なのか?
この疑問については、求人を出す会社側の事情を推し量ることができれば、カンタンに答えが出ます。
本ケースの場合、求人を出している会社は、すぐにでも人がほしい状態。
急を要していますので、求人媒体やホームページで求人票を出して、応募を待っている時間の余裕が企業側にはありません。
つまり、本ケースの非公開求人では、求人期間は短期間、という特徴があります。
一般的に、企業の採用担当者の人数は少なく、本業務の傍らで採用係を兼務するケースも多々あります。
それゆえ、自社のみで、多数の応募の中から候補者を見つけることは非常に大きな負担になります。
同時に、採用担当者は採用のプロではありません。ゆえに、採用依頼部署の要望を満足する候補者を特定できないかもしれません。
一方、転職エージェントは採用業務の専任者であり、企業が求める人物像を特定する技術に長けています。
欲しい人材を転職エージェントに依頼することで、業務負担を減らしつつ、適切な候補者を特定することができるため、企業にとって効率が良いのです。
もしあなたが、1000万円以上の高収入求人を探している場合は、真っ先に転職エージェントを考えましょう。
このレベルでは、公開求人の割合は更に大きく減ります。
また、ハイレベル求人ではエージェントや現職上司からの推薦が、入社の前提となる場合もあります。
通常の転職とはやや異なる部分も多いので、転職エージェントから情報を仕入れながらすすめるべきです。
非公開求人のほうが内定の確率が高い
先述の通り、非公開求人が出る背景として、
✔ 企業が人材確保を急ぎたい
✔ 転職エージェント経由のほうが、適切な候補者を巡り会える
という期待を、企業側が抱いているからに他なりません。
非公開求人の特徴を以下の表にまとめます。
非公開求人 | 公開求人 | |
特徴 | ごく短期〜長期間求人まで幅広く、求人数も多い。 優良求人がひっそりと出されることも。 |
中・長期間掲載の求人が多い。 |
応募方法 | 転職エージェント経由の推薦・紹介 | 求人媒体あるいは企業Webページからの直接応募 |
倍率 | 低〜中 | 高 |
選考の流れ | エージェントが転職相談者と面談の上、選考書類提出。選考開始後、エージェントは企業側と状況確認や面談日程調整を実施。 | 企業担当者が応募書類をスクリーニング後に面接。すべての調整は採用担当と求職者の間で行う。 |
2つ目の罠:すべて一人でやろうとする
求職者が新卒採用を経験していた場合、転職活動も「一人」でやるものと考えるかもしれません。
ですが、就職活動と転職活動は、アプローチ方法が別物であると考えましょう。
一人でやると圧倒的に時間が足りない
転職活動を行う求職者のうち、現在の職で仕事をやっている人もいるでしょう。
そうでない方も、家事をしながら、家族の時間を持ちながら・・・など、現役世代の多くは時間との戦いです。
一人で転職活動をするために必要な時間は「200時間」が目安
一人で活動をした場合、求職者にかかる負担がかなり大きくなります。
特に、中途採用向けの公開情報はそれほど多くないことが一般的なので、情報収集が重荷になります。
転職者向けの会社説明会は土日に実施することも多いのですが、わざわざ参加のために、東京へ向かったりもしました。
この場合、時間だけでなく、お金の負担も発生します。(私の場合、このために毎週土日が潰れることも)
直近ではコロナの影響でリモート説明会が浸透してきましたが、それでも情報収集あるいはカジュアル面談に多くの時間を費やすことになります。
並行して、職務経歴書を準備します。これも、いきなり書き始めても体裁が整わないでしょう。
自己分析と同様に、社会人経験の棚卸しに時間を費やすことになります。
平日に帰宅後2時間ずつ、土日は大半を費やし、ようやく応募できる状態になるまでに3ヶ月程度はかかったと思います。
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頑張っても、転職するかは別問題
当たり前なのですが、必ずしも転職がうまくいくとは限りません。
内定が出ない場合は勿論ですが、中途採用では待遇面で納得がいく条件提示が得られない場合があります。
また面接を通じて、その会社や業務が初めてわかってくる部分もあるでしょう。
なので、その場合はまた別の会社の情報収集を始めるか、あるいは転職活動自体を中止せざるを得なくなります。
モチベーション維持が困難
転職活動は、現職会社には秘密に動くことになると思います。
転職活動をしていても、現職会社の仕事量が減るわけでも調整してくれるわけでもありません。
「応募締め切りは明日なんだけど・・・」
とか、
「今から面接なんだけど・・・」
とか、そういう状況はお構いなしに仕事が舞い込んでくることになります。
圧倒的に時間が少ない中で、事前準備をしなければならず、また転職活動に横槍が入る・・・
このような状況でモチベーションが減退する求職者が多いです。
転職相談で、準備期間をワープせよ
転職活動は、新卒の就職活動とは異なることを知ろう
転職活動 | 就職活動 | |
環境 | 仕事の傍ら、スキマ時間に活動する。会社には内緒。周りに転職活動をしている人は少ない | 学業はあるが、公然と就職活動ができる。周囲の学生も就活中なのでモチベーションが湧きやすい |
情報入手 | 会社説明会以外にも、エージェント・ヘッドハンターから情報収集 | 会社説明会やインターンに時間を費やすことで情報収集 |
企業側の期待 | 即戦力 | ポテンシャル採用 |
待遇 | 交渉が必要。エージェントより事前調査があるケースが多い。 | 一律 |
応募書類 | フリーフォーマット。多くの場合、エージェントでひな形あり。記載事項に対し添削あり | 企業指定のエントリーシート |
一人で転職活動をした場合、おそらくは新卒の就活よりも環境は劣悪です。
しかしながら、転職エージェントを活用することにより、環境が大きく改善されます。
転職活動に必要なものは、エージェントが持っている
あなたが必要としている多くの情報は、エージェントが持っています。
✔自ら足を運んで得るだろう多くの情報・・・エージェントから良質な情報が得られます。
✔企業の求人票に掲載された情報・・・それ以上の情報をエージェントが持っています。
✔非公開求人・・・エージェントのみが知る情報です。
✔企業が求める人物像や経験・・・エージェントが求人出稿者から直接入手しています。
✔履歴書や職務経歴書は自力で作成・・・エージェントが添削補助します。
あなたが必要とする情報や知識は、全てエージェントが知っています。
つまり、転職初心者であれば、活動初期でエージェントに転職相談をすべきです。
そして、一番苦しい「準備期間」を一気にワープしましょう。
転職初心者にオススメのエージェント
マイナビエージェント | キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート【パソナキャリア】 |
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サービス登録後の流れ 応募については、多数の求人情報を精査し、きっちり考えた上で進めます。また、求人票だけではわからないような詳細情報についても、キャリアコンサルタントより情報提供をするため、非常に安心です。 ご提供頂ける情報 |
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まとめ
まず最初にエージェントさんに転職相談すべき、ですね。