転職エージェントとの上手な付き合い方を伝授!登録前の準備も重要です

転職エージェンとの上手な付き合い方
本記事の想定読者

・これから転職活動を始める方
・転職エージェントの上手な付き合い方を知りたい

以上の方にオススメします。

 

 

記事のポイント

1.転職エージェントを使う前に、自己分析を進めよう

2.キャリアアドバイザーからヘルプいただけるサポート内容を知ろう

 

転職エージェントを利用する前にするべきこと

転職をしたいけれど、職場の人には相談しづらいし、かといって何から手を付けたらよいかわからないという方がいると思います。

 

転職は失敗したくない。

でも、何から準備すべき?
転職サイトと転職エージェントの違いがよくわからない・・・
キャリアアドバイザーってどんな支援をしてくれるの?

ここでは私の2回の転職活動の体験も交えながら、転職活動を行う上で大切なことをお伝えしていきます。

 

まず「自分」を知ることから

自己分析

事前の準備としてまず自分に問いかけてほしいことは、「転職して何を実現したいのか?」ということです。

転職したいと考え始めたきっかけは人それぞれです。

人間関係なのか、仕事内容に不満があるのか、キャリアアップをしたいのか、理由は異なります。

その時にやってほしいことは『書き出してみること』です。

 

現在を見つめなおし、過去を振り返ることの大切さ

仕事に悩む男性

私の場合は職場の人間関係は良好でしたが、このままでは自分の成長ができないと仕事内容に不安を感じたことが大きかったです。

不安や不満、気になることを頭の中で漠然と理由を思い浮かべていてもなかなか考えを整理することは難しいと思います。

スマートフォンやPC、紙でもなんでもよいので、現状の何が不満なのかを箇条書きで書き出してみると考えをまとめて、すっきりすることができるようになると思います。

 

自分の棚卸し

現在を見つめなおしたところで、どのような業界・職種を探していくか決めるときにおすすめなのは『自分の棚卸し』です。

新卒の就職活動でも多くの方がやったと思いますが、転職活動時にもとても有効です。

仕事を複数携わったことがある人は社会人期間でもよいのですが、幼少期からの振り返りも改めて行ってみると新しい自分を発見できます。

得意分野を伸ばすのか、あるいはまったく未知のことにチャレンジするのか決められます。

 

自己分析曲線

写真:私が転職時に行った「自分の棚卸し」の実際のメモ

 

1回目の転職当時は事務職でしたが、前職の販売員時代に個人の売り上げ目標が決められていてそれを毎月達成するために努力をしていたことがとても楽しかったことを思い出しました。

フロントに立って大勢の方とコミュニケーションができる環境を選びたいと思いました。

さらに20代最後の年であったため、新しいことにチャレンジしてみるのは最後のチャンスと思い、個人あるいはチームで目標がある営業職で探してみることにしました。

NAMI
NAMI
中学から社会人までの振り返りを曲線で表して、印象に残っている出来事と内容を箇条書きにしていきました。その出来事から何を学んだのか?得たのか?を書き出していくことで自分の棚卸を行いました。

 

2回目の転職では今後のキャリア形成において何が重要になるかきちんと自分の中で言語化しなければならないと考え、事前準備で振り返りの時間を多くとりました。

 

振り返りのおかげで、「5W1H」が明確になりました。

5W1H

✔ 誰が(Who)
✔ 何を(What)
✔ いつ(When)
✔ どのような業界で(Where)
✔ なぜ(Why)
✔ どうやって(How)

 

とくに『なぜ』と『どうやって』は、どうして現職ではそれが実現できないのか、転職先でどうやって実行できると考えているのか、実際の面接でも聞かれるとても大切な事柄です。

振り返ることで転職活動の軸が定まるだけでなく、面接時においても何を伝えるべきかぶれずに話せるようになったと思います。

 

 

転職サイトと転職エージェントの違い

職探し

転職サイトと転職エージェントの大きな違いは「キャリアアドバイザーがいるか」「非公開求人があるか」の2点です。

 

ここでは主に非公開求人について記載いたします。

転職サイトは基本無料で登録するとどの企業が応募しているのか見ることが可能です。

求職者は簡単に情報を得られますが、応募側の企業が公開求人で応募すると応募者が殺到してしまうことが懸念されます。

応募者をキャリアや資格、経験などある程度絞って効率的に面接するために非公開求人としていることが多いです。

転職エージェントはこのような未公開求人をキャリアアドバイザーから求職者に直接紹介するため、応募者多数で企業が対応できない状態を回避します。

私の場合はどのような業界や職種が募集されているのかトレンドを知りたいと思い、転職サイトにも複数登録しました。

当時は知らなかった新しい業界も見ることができ、そこからさらにどのような分野に応募していこうと考えることができました。

ただし転職サイトは企業との面接日程調整や職務経歴書・履歴書の送付作業といった応募するまでの作業もすべて自分で行う必要があります。

在職中の方はこういった手間もかなり負担になってしまいます。そこで転職エージェントを併用して利用することをおすすめします。

 

転職エージェントの種類と選び方

転職エージェントには大きく分けて「総合エージェント」と「専門エージェント」の2種類あります。

総合エージェントは業界・職種問わずすべての企業から選ぶことができます。

専門エージェントはIT専門や医療専門といった業界特化型があり、すでに転職したい業界が決まっている方は効率的に転職活動ができます。

年収1,000万円以上のハイクラス求人情報のみを取り扱っているハイクラス型、女性の転職に特化したエージェントなどそれぞれ専門に特化しています。

エージェントによってサポートするのに強い年代が分けられている場合があります。

新卒で入った会社を23年で辞めて転職を始める第二新卒に強いところや、40~50代のミドル世代を中心に扱っているところなどあります。

自分の職歴にもあったエージェント選びが大切になってきます。

私の場合は幅広い業界を見てみたいと考えたため総合エージェントに2つ登録しました。

エージェントの登録数が少ないと例えば求人のジャンルに偏りが出てしまう場合があります。

逆に多すぎると、紹介される求人を十分に吟味できなかったり、面接の日程調整が難航したり負荷がかかってしまいます。

人によって転職活動に割ける時間は異なりますが2~3つに登録するのが良いと思います。

 

キャリアアドバイザーとの付き合い方

求人相談

そもそもキャリアアドバイザーはどのようなサポートをしてくれるのでしょうか。

キャリアアドバイザーがサポート可能な業務を知ることで、彼らに何を頼るべきなのか、わかってきます。

 

キャリアアドバイザーの業務範囲

一人ひとりに合った求人情報を教えてくれる

登録して初めにキャリアアドバイザーと面談を行います。この面談は転職活動を通じて何を実現したいのかをヒアリングしてもらいます。

この結果からどのような業界・職種を紹介してもらうか方向性のすり合わせが行われます。

 

企業との面接日程調整をしてもらう

面接する際に、企業側の都合よい日と自分自身の都合よい日をすり合わせる作業が必要になります。

特に在職中の方は限られた時間での活動となるため調整が難航することも多々あります。

キャリアアドバイザーを通じて企業から候補日をいくつか教えてもらい、面接の日程調整を行うことができます。

 

職務経歴書添削対応・面接対策

転職活動では履歴書と別に職務経歴書が必要になることが多いです。

職務経歴書は今まで在職していた企業でどのような仕事を行ってきたか、定量面と定性面を示して自分を売り込む書類です。

どのようなことを書けばよいのか、あるいはどのような見せ方をすると人事の目に留まりやすいか添削を行ってもらえます。

書類選考通過後は面接となりますが、面接対策を練るサービス提供しているエージェントが多いです。

履歴書や職務経歴書では伝えきれない、自分のアピールポイントを面接の限られた時間内で伝えるポイントを教えてもらえます。

 

年収交渉をおこなってくれる

転職される目的の一つに年収アップを挙げられる方も多いです。

キャリアアドバイザーとの初回面談時に「最低年収」と「希望年収」を聞かれますので、あらかじめ考えておきましょう。

単純に今の年収より多い金額を提示するだけでなく、業界や職種の平均年収を事前に調べることをおすすめします。

提示した金額が相場よりはるかに多いと書類選考あるいは面接に通らない可能性があります。なぜその金額を提示するのか、根拠をもって伝えられるようにしましょう。

 

キャリアアドバイザーとの信頼関係を構築すべし

グータッチ

このように様々な転職するまでサポートをしてくれますが、最も重要なことはキャリアアドバイザーと信頼関係を構築することだと私は2回の転職活動を経て感じました。

1回目のときはただ転職先を斡旋してくれる人という認識であったため、特に私が何をしたいのか明確に伝えていませんでした。

エージェントの人も私だけを担当しているのではなく、別の多くの求職者も担当しています。

転職に意欲ある人とない人だと皆さんはどちらの人のことを一生懸命にサポートするでしょうか?

 

転職エージェント登録前に「自分の棚卸し』をするべき

私は事前準備の振り返り後に転職エージェントに登録しました。

初回面談ではキャリアアドバイザーに自分のやりたいことを熱意もって話すことができました。

私の勝手ながらの所感ですが、明確に伝えられたことで担当者も求人を紹介しやすくなったのではないかと思います。

他に取り組んでいたことは、面接を終えた後に結果報告をWeb上でのアンケート記載だけでなく電話を必ず掛けるようにしていました。

文面では伝えきれない企業の印象や面接の感触を共有するだけでなく、本当に就職先で求めていた要件が満たせていたのかを話していました。

万が一ずれが生じていた場合は、以後の紹介してもらう求人を転換する必要があります。

あるいは面接を通じてより意欲が高まったことを伝えることで、キャリアアドバイザーから企業へ追加アプローチを実施してもらうことができました。

 

まとめ

開放感

自分の意思をはっきりと持ち伝えること、密なコミュニケーションを図ることは社会人であればだれでも当たり前にやるべき事です。

転職活動においても同じで、基本的なことを徹底することで自分の希望する転職先を見つけられる確率が高くなります。

皆さんの希望する転職先が見つかるよう応援しています。