・想定読者:大学生、高専生、短大・専門大学生
・学生時代に力を入れたこと(通称・ガクチカ)の書き方
・選ぶべきネタがなにか?
について、具体例を交えてお伝えします。
「ガクチカなんて無い」→それが普通です!
ガクチカに悩む学生は特段多い
ガクチカって何かいたらいいんだろう?サークルの代表もやったことないし、バイトもの飲食店で普通にやってきただけだし。
— 良子 (@yoshiko_brcb) September 20, 2021
ガクチカがふつうすぎてしんどいです笑
— しゅう@23卒 (@syukatsu_yame) September 19, 2021
ガクチカの「自身のなさ」は学生共通の課題
23卒および24卒を対象に、弊サイトで調査したところ、下記の様なデータとなりました。
ガクチカへの誤解も多い
よく、ガクチカではアルバイトの話をしてはいけない!、ということをよく言われます。
エピソードがありふれているから、という話ことですが、多くの学生はありふれた生活をしています。
もちろん、受ける会社の採用担当者の好みはあるでしょう。
そこは、もはや相性の問題です。
アルバイトの話だから駄目なんだ、というふうに、最初から選択肢から外すようなことはしなくても問題有りません。
いままでの経験を整理しよう
辛かったエピソードは誰しもあるはず
後述しますが、ガクチカは2種類用意すると良いと思います。
なので、二種類のジャンルが異なるエピソードを選ばれるとよいでしょう。
下の例では、アルバイトと学業を選んでいます。これ以外にも、資格試験、部活動やサークル活動なども、良い題材になります。
ガクチカは2種類用意する
会社の特性に合わせて使い分ける
先ほどの項目で、「辛かったエピソードを2種類用意しよう」と伝えましたが、会社によって求める人物像が180°異なる、なんていうこともあります。
オススメは「学業」と「非学業」の二種類を用意する
私が「学業」と「非学業」で二種類のガクチカを用意するべきと考える理由は以下です。
✔ 面接官によって、ガクチカで紹介したエピソード以外でのガクチカを聞いてくるため
✔ 学業は、個人的な取り組みへの頑張り(分析、忍耐)をアピールしやすい
✔ 非学業は、集団的な取り組みへの頑張り(他社への影響、チームワーク)をアピールしやすい
✔ 学業と非学業を用意すれば、「求める人物像」を幅広く対応できる
✔ ESに二種類上手く盛り込めば、それだけで差別化できる
本記事では、 ・自己PR文の書き方 ・長所やエピソードの設定方法 について、記載しています。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 関連[…]
自己PRとガクチカが乖離しないように…
私は採用担当も経験し、以前はNPO法人の就活支援も行っておりました。
そこでよく見かけたのが、自己PRの内容とガクチカで行っていることが、アンマッチしているケース。
実際のところそれなりの割合でいるんです。
自己PRでは、「大胆さです」と言っているのですが、ガクチカの中で紹介されているエピソードでは「石橋を叩いて渡る事が重要だと思いました」という感じで。
このエピソードは、まだ就活の応募前だったので大丈夫だったのですが、実際のESでも多く見かけることが多くありました。
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ガクチカの流れ
リード文
↓↓
ぶつかった課題
↓↓
工夫した点
↓↓
解決して得られた結果
(1)リード文は、頑張ったことを書き出します。
私は学生時代、アルバイトの厨房リーダーとして、料理提供のサービス向上に力を注ぎました。
私が厨房リーダを拝命した時、料理提供のサービス満足度が地域内で最も低い点数でした。
とりわけ、料理提供速度への点数が最も低く足を引っ張っており、厨房作業の効率化が急務となっていました。
厨房の効率化について、私が推測した原因に対して幾つか施策を打ちましたが、目立った改善が得られない一方、逆に現場負担が増えて大きな反発に会いました。真因はまた別のなにかではないかと考え、他店の現状把握を店長に直訴し、視察させていただくことになりました。他店で働く従業員は全員、テキパキと無駄なく動いていることがすぐに分かりました。平均従業年数が3年を超えており、私の店の6倍にもなります。真因は人の定着不足と習熟度向上が課題であると考え、定着度を挙げるために◯◯を、習熟度を挙げるために▲▲を行いました。
これらの施策によって、平均従業年数が0.5年から2年へと伸び、料理提供速度も◯倍に改善し、お客様評価も現在では地域トップとなりました。また、習熟度を挙げるために行った▲▲が認められ、エリア店舗の標準マニュアルとしても活用されるに至りました。
まとめ
学生時代に経験したこと、頑張ったこと、それを深堀りしてしっかり書けば問題有りません。
まずは、どんな課題にぶつかって、どの様に乗り越えたのか、まずはそれらを整理していきましょう。
また、乗り越える過程で、どう感じたのか、どう思ったのかを書き加えることで、あなた自身の人となりがわかってきます。