優秀な人は転職ができ、自由に生きられる

上司と打ち合わせ

記事のポイント

コンサル会社に務める筆者が、

■転職を容易な優秀な人の特徴
■優秀な人材が転職を決意する理由
■コーチング/メンターの重要性


について、解説します。

 
外資系コンサルで働くとりぞーですが、人の出入りが多い企業ですので、転職する同僚をよく見かけます。
 
とりぞー
とりぞー
いちど書いてみたかった同僚観察シリーズ(笑) ほんとに凄まじく優秀な人も多いので、「転職」と「仕事」について書いてみたいと思います

 

 

 

 

転職できる人は、優秀な人が多い

とりぞー
とりぞー
こう書くと、転職=優秀というロジックになりますが、必ずしもそうとは限らないと最初に断っておきます。

とはいえ、転職ができる人は、かなり優秀な人が多い傾向があると思います。

そして、優秀な人にとって転職ハードルは低くなるため、一社にしがみつかない”真の職業選択の自由”を獲得することができます。

 

優秀な人ほど転職するな、と思った特徴を少しばかり上げてみたいと思います。

 

特徴1:出戻りができる

このタイプの社員は、転職前に、会社へ良い貢献や影響をもたらした人物が多いでしょう。

出戻りをする人は、退職する際に「また我社にぜひ戻って来てください」と、上司や幹部クラスから言われている事が多いです。

実際に、良い成果が残せなかった会社、あるいは良い関係が残せなかった会社に戻ることは、容易ではありません。

 

転職して戻ってくるってことは、転職先で通用しなかったの?

 

そういうこともあるかもしれないけどね。 私の知る限り、転職先の現職と転職前の前職で比較して、後者のほうが良いと感じたら、戻れる人、という人が多いかな。
とりぞー
とりぞー

 

元々このタイプの人は、転職前の会社へ大きな不満を持っておらず、転職することが多いです。

転職した動機としては、向上心が強いゆえです。

かつ、出戻りできるということは、同僚と良い関係が築ける人格者が多いと思います。

 

また、転職先が思ったより良くなくても、戻れるという保証があるので、自分で進路を决めることができる強者でもあります。

 

特徴2:建設的に考え、実行できる力がある

キャリアウーマン

このタイプは、思い立ったらすぐ実行。行動力に優れています。

また、「現在の会社や職種に不平不満を言い続ける事が無駄なこと」ということを知っています。

 

建設的に考えることができ、最善策のためには大胆に行動ができる人が多いです。

 

とりぞー
とりぞー
私が以前お世話になった先輩がこのタイプでした。会社の愚痴や不平不満を漏らすくらいなら、環境を変えるための挑戦・行動の方が建設的な解決策だと。

 

特徴3:セルフ・プロデュース力がある

他社が欲しがるスキルや経験が豊富な人は、言わずもがな、引く手あまたです。

需要と供給の市場原理は、転職市場にも働きます。

でも、時の運任せでこういう状態になるわけではありません。

しっかりとキャリアビジョンを描き、キャリアプランを実行することが重要です。

つまり、セルフ・プロデュース力がある人です。

 

とりぞー
とりぞー
最近だと、IoTやAI、あるいはDXなどが盛んですが、これらの領域は15年前には既に成長産業と認知されていました。早くから将来を見通し、キャリア戦略を描き、経験を積んできた人は、高価値人材になれます。

 

あらゆる経験が積める「スーパーサイクル」に突入

上司と部下

 

前章で述べたとおり、人望があり、行動力があり、キャリア戦略を描いてきた人は、間違いなく転職市場で引く手になります。

このような人は転職のハードルは非常に低いでしょうから、転職機会も豊富です。

あらゆる可能性に挑戦することができ、様々な経験やスキルを手に入れることが可能になります。

僕が、「優秀だなぁ」と思う人って、どんな話題でも自分の見解を伝えられる人ですね。

 

それには、「どれだけ知っているか」や「どれだけ身を持って体験したか」っていうのが重要。経験に裏打ちされた感性を養う事が重要です。
とりぞー
とりぞー

優秀な人は、転職により新たな経験やスキルが手に入り、そして更に優秀になれるというスーパーサイクルに入っていきます。

 

そもそも、なぜ「転職」なのか?

そもそも、なんで転職なんだろう?昇進したら良いんじゃ?

 

勿論、昇進じゃ達成できない理由があるからですよ。
とりぞー
とりぞー

 

私は、個人的な経験も踏まえると、転職には必ずポジティブな理由もあれば、ネガティブな理由も混在しているように思います。

優秀な人は、どのような理由で転職するのか、少し考察してみましょう。

 

優秀な人が転職するポジティブな理由

成長速度を加速させたい

停滞期

仕事に慣れ、一通りの業務を経験すると、成長速度は徐々に鈍化してきます。

 

成長している最中は、やりがいに溢れ、無我夢中で仕事に集中していると思います。

しかしながら、成長が鈍化する頃は、仕事に余裕が出ていることもあり、自身の将来について考えることも多くなってきます。

 

とりぞー
とりぞー
優秀な人は、管理職になるか、プレーヤーとしての道を追求するか、迷うことがあります。

 

優秀な人は、企業や転職エージェントからたくさん声がかかりますので、他社のほうが成長機会に恵まれると判断すれば、転職することになります。

 

新しい知識や経験を手にしたい

図書館

優秀な人は、新しい知識や経験の吸収に貪欲です。

業務がルーチンワーク化してしまうと、一種の「飽き」を感じるようになります。

とりぞー
とりぞー
先輩や上司の業務を見て、5年〜10年後の将来が見えてしまうと、退屈さを覚えてしまうのでしょう。

 

また、起業や独立といった、大きな目標を持っている人もいます。

目標に向けて「経験」を積むために、転職する人も多いでしょう。

 

自分自身の価値向上

業界内でも名前が轟いている優秀な人は、外部からのヘッドハンティングの機会もあります。

とりぞー
とりぞー
私もわざわざ米国本社から、「You宛にしつこく連絡きてるけど、どうする?つなぐ?」って連絡が来たこともあります。

 

私の場合はいつもお断りをするのですが、場合によってはメディア露出のあるポジションや、いわゆるリーダーシップチーム(経営層)のポジションを提示されることがあります。

とりぞー
とりぞー
メディア露出が多いポジションは、少々羨ましいな、と思います。

 

会社ではなく、自分自身の価値を高めるために、転職というカードを切ることがあるでしょう。

 

優秀でも転職したくなるネガティブな理由

待遇への不満

給料

待遇の不満、とくに給料面は大きなポイントです。

とりわけ優秀な人は、スキルと給料が釣り合わないことも多く、より良い待遇を求めて外部へ転職してしまいます。

とりぞー
とりぞー
入社年数に応じた号給規定を設けている会社も多く、給与設定がなかなか融通聞かない会社が多いですね。

 

給料だけは、会社のルールや業績に縛られてしまいます。

なので、将来的な改善というのはなかなか見込めない絶望感から、他社に機会を求めるようになります。

 

ワークライフバランスの改善

不満のタネは、給料だけでは有りません。労働時間も要因になり得ます。

とりぞー
とりぞー
より良い転職は、やはり「時給が高い」ことでしょうね。収入の問題だけではありません。

 

特に、ワーク・ライフ・バランスは昨今の課題でも有ります。

いくら給料が高くても、深夜におよぶ長時間労働が続くと、心身ともに疲弊してきます。

余裕のある生活を追い求めるべく、転職を決意する人も多いでしょう。

 

人間関係への不満

転職理由でよく挙げられるのは、人間関係。

これは優秀な人でも同じです。

上司と部下、あるいは同僚との人間関係での軋轢に疲れ、「逃げ」の手段として転職を考えることがあります。

とりぞー
とりぞー
逃げの転職は悪くない!心身が疲弊しては、優秀なパフォーマンスが出なくなってしまえば、人材価値も落ちちゃうからね。

 

とりぞー
とりぞー
ただ、一つ注意するべきは、人間関係は「運」だということです。

 

つまり、転職して人間関係をリセットしたとしても、良い人に恵まれるとは限らないということは、必ず留意すべき点ですね。

会社の戦略転換への不満

とりぞー
とりぞー
あとは、会社戦略の方向転換もあるかな。たとえば、外資系企業だと日本支社の「規模縮小」とか。

部署がなくなって異動したり、目指していたポジションが無くなったり。

そもそも外資系の日本支社の撤退・縮小など、社の方向性が大きく変わる時は転職を考える人も増えがちです。

 

人材価値を高める”キャリアコーチング”

転職する優秀な人も、入社時は平凡だった

では、優秀な人というのは、入社時から優秀だったのか?

多くの場合、答えはNoです。

 

もちろん、学生時代からずっと優秀な人もいます。入社時からいきなり実力発揮する人もいます。

しかしながら、彼らが元々持っていた能力や才能、あるいはバックグラウンドが異なることが多く、私を含めて凡人には参考になりません。

 

現在優秀な人も、最初から優秀だったという人はそう多くはありません。

では、平凡だった彼らは、なぜ突如として頭角を表すようになったのでしょうか。

 

優秀なコーチ/メンターが導く人材の意識改革

意識改革のデータ

出典:コーチング研究所

 

まず紹介したいのが、コーチングの重要さ。上図は、コーチングによってもたらされる効果です。

 

この図が示すところは、コーチ/メンターの有無によって、


✔ 自己プロデュース力につながる「目標」や「ビジョン」に対する意識

✔ 挑戦する「行動力」への意識

✔ 関係構築や信頼獲得につながる、他者との「対話」への意識


の全てにおいて、仕事への意識に違いが生じていることがわかります。

 

コーチ役は資格を持ったプロコーチだけではありません。

優秀な上司や先輩社員がこの役を担うことが一般的でしょう。

 

ただ、ここで問題があります。

そのようなコーチングスキルを持つ上司や先輩社員に出会うかどうかは、あなたのに左右されるということです。

 

とりぞー
とりぞー
教育係に任命される上司や先輩が、新人教育に優れているわけではありません。もはや”上司ガチャ”です。

 

コーチングは、優秀な人材になるための選択肢

最近は「コーチング」という言葉も一般的になってきました。

主にコーチングの目的は、業務に必要な知識習得ではなく、仕事への向き合い方、メンタル面の改善や向上やキャリア形成を目指すものです。

実は、かくいう私が勤務する会社でも、外部コーチング制度が導入されており、週に一度コーチとの1 on 1を実施し、キャリアプランについて話し合っています。

中長期に渡り、ビジョンを描くことにより着実に視野を広げることが出来ていると実感出来ています。

 

とりぞー
とりぞー
こういう中長期的なキャリア形成の相談は転職エージェントは向きません。ですから、コーチングがベストです。

 

いまやコーチングは法人契約だけではありません。個人でも受けることができます。

コーチングについては、以下の記事で詳しく記述しています。併せてご一読下さい。

 

関連記事: キャリアコーチングのオススメは?人材価値を高めるキャリアコーチングを解説

「人材価値」向上戦略は客観的に考える

人材価値とは、「他者から”必要”とか、”欲しい”と思われる存在」かどうかを意味します。

つまり、優秀な人材になることは、”求められる人材”になるということです。

さらっと言うと簡単に聞こえますが、自己ブランディングはとても難しい。高い人材価値になれるのは一握りです。

 

とりぞー
とりぞー
よく考えてください。事前に市場調査をしても、新商品が大ヒットする確率は高くありません。人材価値を高めるには、転職市場のニーズを性格に捉える必要があります。

キャリアプランを考える上では、必ず「客観的」に視点が必要です。

信頼できる上司や同僚がいるのであれば、定期的にフィードバックをもらいましょう。

同時に、他社でも通用するスキルセットも高めていく必要があります。

その際に、社外のキャリアコーチの活用が有効な手段となります。

 

人生に向き合うキャリアコーチング【マジキャリ】

コンサル業界やハイレベル求人の転職で有名な「アクシス株式会社」が提供するキャリアコーチサービス【マジキャリ】 。

キャリアに漫然とした悩みや不安の相談や、転職か現職でのキャリアアップを目指すべきか等、プロのキャリアコーチと共にプランを構築するサービスです。

具体的なサービス例

 

 

✔ 徹底した自己分析
✔ キャリアプランの設計
✔ 企業選びのアドバイス
✔ 意思決定の支援

マジキャリでは性格診断やこれまでの仕事や経験の棚卸しから始めるため、理想的かつ具体的なキャリアプランが構築可能です。

またハイレベル求人を取り扱うアクシス社だからこそ、高い人材価値になるための秘訣をよく知っています。

アクシスコーチ陣がもつ情報量と経験値を生かしたキャリアコーチングは非常に有用です。

 

\まずは無料相談をやってみよう/

マンツーマンのキャリアコーチング【ニューキャリア】

20代〜30代向けのビジネスパーソン向けのサービス。

将来的な転職も含めたキャリアプランをプロコーチが助言。

一緒にキャリア分析、ToDoリストの策定やアクションプランを描いていきます。

また、作成したキャリアプランを定期的にメンタリングを実施することで、アクション実行部分も徹底的にサポート。

同時に、キャリア納得度を独自手法でスコアリングをすることで、将来的な転職を考えるべきか、どのように転職を行うか、キャリアをトータルでサポートします。

 

 

 

日本初の中長期キャリア支援サービス『mentors

転職ありきの相談ではなく、フラットなキャリア相談がモットー。

中長期でのキャリア戦略の立案、転職や起業も含めたキャリア相談をプロがサポート。

具体的な相談サービス例

 

 

✔ 将来の目標を達成するために必要となるスキルセット
✔ 職場の人間関係の相談
✔ 漫然としたキャリア形成への不安相談

 

優秀な人材になってから転職したほうが、自己実現しやすい

開放感

漠然とした転職は避けたい

とりぞー
とりぞー
職業選択の自由を謳歌するためにも、しっかり自己プロデュースすることが大事。そのためにはキャリアプランを考えて実行する必要があります。

 

なんとなく、この会社嫌だなぁ。。。

なんとなく、あの仕事やってみたいなぁ。。。

 

これらは、誰しもが経験したことがある衝動だと思います。

しかし、衝動というのは本能的な部分から来るものです。ときに非合理的な判断をします。

 

優秀な人材になるためにも、あらゆる選択肢を合理的に考慮し、慎重にキャリアパスを検討しましょう。

 

いまある環境で何ができるか/何が出来ないか、しっかり考え抜くことが最善策

優秀な人材は、いまある環境で何が出来て、何が出来ないから外部環境に求めるかを知り尽くしています。

これは転職活動では、必ず質問される項目になります。

 

・なんで転職を考えたんですか?

・なぜうちに転職したいと思ったのですか?

 

おそらく、いまある環境で何が実現できて、何が実現できないか、このあたりがしっかり整理されていないと転職自体が難しいでしょう。

 

まとめ

今日は僕にまとめさせてください!
お、頑張ってみますか!
とりぞー
とりぞー
はい!まず、優秀な人は転職へのハードルが低く、真の職業選択の自由を実現します。また、優秀ゆえに転職も容易になるので、様々なスキルや経験が身につけられます。
そうですね。そして、優秀な人と平凡な人との差がどんどん開いていきます。
とりぞー
とりぞー
そして、優秀な人のファンダメンタルとして、3つの特性があります。1つ目が、「関係構築力」。2つ目が「建設的な行動力」。そして3つ目が「セルフ・プロデュース力」です。
そのとおり。では、どのようにそのファンダメンタルを身につけるといいでしょう?
とりぞー
とりぞー
はい。先程述べた3つの特性に基づくプランニング実践が重要です。コーチングは有効だが、社内に仕組みがなければ外部のコーチングサービスを受けるのも一手です。
よくできました。優秀なビジネスパーソンは一日にしてならず。長期に渡って、プランと実践を繰り返すのが重要です。
とりぞー
とりぞー