体育会系はなぜ就職活動で最強なのか?仕事に生かせる強みを解説!

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「体育会系はどうして就職で有利なのか?」 

体育会系は有利であると就職活動でよく言われます。

そこで、本記事では

◆ なぜ体育会系人材が求められるのか?
◆ 社会人になった後も活きる強みとは?
◆ 体育会系人材の不利な点は?
◆ 今の時代に体育会系人材は必要!

について、実体験を踏まえてお話したいと思います。

 
 
 

「体育会系は就職に有利という話は本当なのでしょうか?」

「企業は体育会系というだけで本当に評価してくれるのでしょうか?」 
 
 
これから就職や転職を始める体育会系の方は、このような疑問を持っていませんか?
確かに体育会系は、体力がありタフで明るいイメージがあります。でも気合や根性だけでは社会で通用しません。
 
私の就職・転職活動はもちろん、仕事や私生活でも心の支えになっているは学生時代のラグビーです。ラグビー経験があったから今の自分があります。
この記事を読めば、体育会系の強みがハッキリと分かりますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい!
 
 

なぜ体育会系人材が求められるのか?”3つの強み”

面接官の視点からなぜ体育会系人材が求められるのか。
部活の経験や取り組みが就職で有利になる”3つの強み”について見ていきましょう。
 

(1) ストレス耐性が高い

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体育会系の学生は、競争環境下で厳しい練習を耐え抜いて鍛えられたストレス耐性が備わっています。
仕事は楽しいことばかりではないため、壁にぶつかっても乗り越えていける人材を企業は求めています。
 
私も仕事でうまくいかないことがあると、「部活の練習に比べたらこんなことで悩むのは大したことない」と思いなおすこともしばしば。
辛い時にも逃げ出さずに前向きに取り組むことができるのは、部活をやってきた人間なら分かるのではないでしょうか。
 

(2) 協調性がある

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体育会系の学生は、常にチーム全体のことを考えて行動する訓練を受けてきました。
団体競技はもちろん、個人競技であっても仲間と共に切磋琢磨します。
 
そのためには、チーム内で仲間を大切にし円滑にコミュニケーションを取ることが不可欠。
仕事はチームで行うことが多く、1人で完結することはほとんどありません。
成果をあげるためにはさまざまな人と協力して取り組む必要があります。
 
協調性がない一匹狼タイプの人は、必ず職場で孤立してしまうでしょう。
 

(3) 礼儀正しく上下関係を大切にする

体育会系の部活は「上下関係を大切にする」という風潮があります。
先輩・後輩との上下社会を経験し、目上の人に対する礼儀やマナーを身につけています
女性総合職
上下関係を大切にしている学生は、社会に慣れるスピードが早いです。
最初は必ず先輩上司に仕事を教えてもらいますが、逆に上司や先輩に失礼な態度をとると、良好な関係を築けません。
 
会社内だけでなく、営業に出て交渉や売り込みを行う場合などは、顧客からの印象が大切です。そんな場面こそ強みを発揮するのが、体育会系の礼儀正しさ。
 
会社で働くうえで礼儀やマナーを身につけているというのは、社会に出てからも重宝されます。
 

社会人になった後も活きる”5つの強み”

体育会系の強みは、採用時に有利になるだけではありません
社会人になった後もずっと活きる”5つの強み”について紹介します。
 

(1) 問題解決力

連関図
部活では、立てた戦略をもとに練習を繰り返して試合に臨み、負けたら原因を追究して改善し、次の試合に臨みます。
ただ漫然とやっていたのでは試合に勝つことはできません。
 
体育会系の学生が、試行錯誤を繰り返す過程で自然と身につけているのが問題解決力
このプロセスは仕事も同じです。
仕事に正解はなく、自分で考えて戦略を練って自ら動かなければ結果は出ません。
 
社会人の仕事とは、さまざまな問題解決をすることで顧客に満足してもらい、その対価を得ることが大前提です。
 

(2) 目標達成力

上司と打ち合わせ
体育会系の学生は、常に結果を出すために努力をしてきた人です。
1つの目標に対して努力を継続するのは、決して簡単なことではありません。
 
挫折や失敗を繰り返し、理不尽なことや納得いかないこともしょっちゅう起こります。
さまざまな困難を乗り超えて、結果を出した喜びや達成感を知っている経験こそが、体育会系の大きな強み。
 
社会人になると、常に売上目標達成や新規顧客獲得といった成果を出すことが求められます
目標達成に向けて努力できる人は、当然評価されるでしょう。
 

(3) マネジメント力

部活で主将などのリーダー経験がある人はもちろん、主将に限らず誰もが何かしらの役割を担っているのがチームです。
それぞれの分野で誰もがリーダーシップを発揮しています。
 
仕事でもあらゆる分野でリーダーシップが求められます。
チームをまとめたり、引っ張ったりできるマネジメント力がある人材は、将来の幹部候補になるでしょう。
 

(4) 継続力

Milestones
どんな競技も短期間では上達しません。
長い期間をかけて継続して取り組むことで上達していくものです。
継続力こそが成果につながることを、体育会系の学生は経験済み。
 
成果を出すことが求められる社会人になってからも、継続力は必要です
どんな会社に入っても、短期的な努力で大きな成果が出せる仕事はありません。
 
目標達成のために継続的に努力を重ねてきた体育会系の学生なら、途中で挫折することなく業務に取り組めるでしょう。
 

(5) 変化に強い

グータッチ
多くの競技はチームで協力し合い、結果を出すために努力を重ねていきます。
チーム内ではポジション変更やメンバーの入れ替わりなどで、常に変化があり適応していく力が求められます
 
絶えず変化を繰り返しながら、チームの勝利という1つの目標に向かっていく力は、会社組織の中で仕事をする時にも重要。
 
仕事では、外部環境の変化や会社の方針、人事異動などさまざまな変化があります。
新しいことへ挑戦するための変化に適応できる人材こそが、社会で活躍できるでしょう。
 

体育会系が就職で不利な点はあるのか?

体育会系だからといってそれだけで就職が上手くいくとは限らず、場合によっては不利になることもあります。
何に気を付けるべきか、特に失敗しやすいポイント2つを事前に知っておきましょう。
 

精神論に偏りやすい

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上述したような経験から、辛いことでもめげずに努力できることは魅力的なスキルですが、ただの精神論だけで伝えてしまうと失敗することが多いです。
「気合いや根性があります!」といった精神論をアピールするだけでは、具体性がないために高い評価を得られません。
 
面接では具体的にアピールすることが重要であるため、精神論を漠然と伝えるだけで内定が取れるほど甘くはないです。
 
部活の経験を積極的にアピールしなくても、面接での態度やエントリーシートに書いてあれば面接官はおおよそ把握済み
むしろ他の題材を使ってアピールしたほうが「おっ、そんなことも経験してるんだ」と意外性を見せることで、より高評価を得やすくなるでしょう。
 
私の就活時も自分からラグビーの話はせず、質問されたときだけ答えていました。
むしろオフの時に取り組んでいたボランティア活動を自己PRのネタにし、その意外性が評価された気がします。
 

絶対服従人材だと思われる

不安
体育会系の学生は、監督や先輩の言ったことは絶対。
ところが仕事は、上司がすべて教えてくれるわけではありません
 
そのため前例や伝統にとらわれず「組織の目的を達成するためにはどうすれば良いか」を自ら考え、積極的に行動する能力が求められます
指示通りにしか動けない人間は、新しいルールを定める仕事や、常に顧客のニーズを把握したうえで最適なサービスを提供する仕事は不向きとなります。
 
仕事とは、既存のルールが全てだとするのではなく、常に改善を追求するものだということを知っておきましょう。
 

こんな時代だからこそ体育会系人材が必要だ!

最近の学生は、人間関係の作り方や情報の伝達方法をスマホで学んだデジタルネイティブ世代と言われ、私の時代とは価値観がまったく違います。
だからといって今がダメで昔が良いというつもりはありません。
ただ、今のような時代だからこそ、部活で学んだことが活きてくるのではと強く感じております。その点に触れてみます。
 

組織あっての個人

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昨今、個性や自分らしさ、多様性といったように「ありのままでいい」という考えが流布されていませんか。
体育会系のチーム競技には明確なルールがあり、さらにはチームごとに規律があります。
その枠の中で個性が発揮できます。
 
チームで目的を果たそうとする時、個人がバラバラの状態のままだとうまく機能しません。
「赤信号は止まる」という共通ルールがあるからこそ人はまとまって行動します。
体育会系人材は「チーム内の規律の中で個性が発揮できる」という感覚が備わっています
 
個人にはそれぞれ得意なプレーや好きなポジションが存在しますが、それがバラバラに発揮されてはチームとして目的を達成できません。
これは会社組織でも同じです。
会社組織の中では、個性を主張し過ぎてはうまくいきません。
だからといってすべて従うだけでもありません。
 
これだ!と思ったことは粘り強く働きかける、と同時に、もし間違っていたらすぐに改める素直さの両方を兼ね備えることが大切ではないでしょうか。
 

行動力

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最近の世の中、スマートになりすぎているように思います。
間違った事をしたり、失敗したりするとすぐに批判されたり、人に勝たなくてもいいという風潮があったり…
 
その結果、行動していない人が多くなっている気がしてなりません。
こんな時代だからこそ「考えるよりもまず動く人」が今、必要とされているのではないでしょうか。
行動力こそが人生で一番重要だと思っています。
 
部活では、人よりもうまくなりたいためにガムシャラにやってきました。
行動力が必要な一番の理由は「自分に対してわがまま」に生きるためです。
 
「自分がなりたいからやる!」
 
シンプルに「自分に対するわがまま」を実現する生き方の根底にあるのが行動力。体育会系にはこの行動力があります。
 

誠意と熱意

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今や就職や転職に関する情報はネット上に溢れ、あらゆるハウツー本もある中、応募者が話す内容は大きく違いがありません
 
ところが面接官にとっては、応募者がなんでもロジカルに正論を話して、非の打ち所のない回答をしても心に響きません。
本心から思っていることなのか、ハウツー本に書いてあることを伝えているだけではないのか、と疑問に思ってしまいます。
 
面接官にとって1番の採用ポイントは「一緒に働きたいか」
いくら美辞麗句を並べられても一緒に働きたいと思われなければ採用しません。
 
 
それよりも「辛いことも一緒に頑張れるタフさ、素直さ、誠意」など、古い人間が言う象徴かもしれませんが、組織で働くとは改めてそう言うことのような気がします。
面接では上手に話さなくてもよく、誠実さや謙虚さ、熱意は十分に伝わります。
 
「この応募者は口下手だけど嘘は言っていなく、正直な人間なんだということがにじみ出ている」なんてことがよくあります。
私も転職活動時に無理やりハウツー本を読んでストーリーを作り上げて面接に臨んでいました。
でもストーリーよりも大事なのは、この会社になら骨をうずめたいという「熱意」を伝えること
 
面接という「人と人の心が触れ合う場面」で、いかに面接官と応募者の心が動くか、そんな場面を作ることが大事なのではないでしょうか。
 

体育会系出身者の「就職」や「転職」に役立つサービス

社会で重宝される体育会系の人材。就職や転職においても、体育会系に特化したエージェントサービスが存在しています。

 

もし読者のあなたが就職活動中であれば、体育会系専門の就職エージェントを使えば、非常に有利に就活が進むのではないかと思います。

もしあなたが転職活動中であれば、同じく転職エージェントサービスがあります。

 

以下に紹介するすべてのサービスはどれも完全無料となりますので、登録されることをお勧めします。

取り扱う求人としては、一般企業もあれば社会人アスリートもあるので、「将来競技を続けるか」or「一般企業で働くか」・・・色々と考えたいという方にも、非常に参考になるのではないかと思います。

 

在学中の就職活動生向けサービス

アスリートエージェント(新卒)

アスリートエージェント は、スポーツ経験のある学生を専門とした転職エージェントサービスです。
対象となる学生は、スポーツに打ち込んでいるサークルや部活動に所属している大学生です。
 
 

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転職活動中の社会人向けサービス

アスリートエージェント(転職)

アスリートエージェント は、東京・神奈川・埼玉・千葉県において社会人向けの転職サービスも展開しており、これまで5000人以上の転職をサポートした実績があります。
スポーツ経験者の転職エージェントサービスとしては、パイオニア的存在であり、スポーツ経験者の転職支援実績数がNo.1です。
 
 

スポナビキャリア

スポナビキャリア は、全国に18拠点を構え、首都圏だけでなく全国的に就職支援を行っています。
学生時代にスポーツに励んでいた社会人で転職を検討している、現在社会人アスリートでセカンドキャリアを検討している方、などを対象としています。
 
 
★完全無料
履歴書や職務経歴書の書類作成、求人紹介、選考対策など転職サポートには一切費用がかかりません!
★体育会出身者・スポーツ経験を持つスタッフ
スポナビキャリアのスタッフは体育会出身者やスポーツ経験を持つスタッフばかり! 同じ経験をしているからこそ、キャリアに関するお話しだけではなく、スポーツなど共通の話題でざっくばらんにお話しすることができます。
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転職活動の始め方や企業への推薦、面接対策など転職活動のお悩みやご状況に合わせて、 個別サポートを実施! メールや電話だけのやり取りだけではなく、Face to Faceの関係構築を大切にしています。
★非公開求人を紹介
経験やお人柄に合わせて、転職サイトには載っていない非公開求人をご紹介! 「スポーツ経験」や「スポーツで得た強み」を 評価基準の一つにされている企業を業界・職種問わずご紹介いたします。
 
 

まとめ

部活に打ち込んできた人なら、必ず社会でも結果を出せると断言できます。
レギュラーになれなかった人も悔しい挫折を味わった分、逆境をバネにできます。事実、私がそうでした。
 
一番言いたいのは「これまでやってきたことは絶対無駄じゃない」ということ。培ったものは必ず社会で活きてきます。
思い込みを捨て、自信をもって堂々と就職・転職活動に取り組んでほしいです。
 
就職や転職は目的ではありません。
大切なのは人生そのもの。人生の目標を達成するために仕事があります。
 
決して精神論で片付けるのではく、一度しっかり自分の今までの経験を振り返って、地に足をつけて人生の目標を見つめなおしてはいかがでしょうか?