・早生まれ(3月)に生まれた我が子の受験挑戦&失敗談
になります。
我が家の娘は、3月の早生まれ。
そして未熟児で出産となった我が子どもと体験した、お受験記です。
これから小学校受験に励まれる皆様に、お届けしたいと思います。
本文の前に
受験失敗して書籍紹介とはおこがましいのですが、非常に参考になる、あるいは勇気を頂ける書籍も多いので、ご不安の親御様にとっては非常にためになる本があります。
良ければご参考までに、以下紹介致します。
国立小学校受験についての情報
こぐま会教材、提携SAPIXピグマの「幼児通信教育モコモコゼミ」
なぜお受験を?
早生まれへの不安
長女。5歳の年長。3月生まれの早生まれ。
なおかつ、本来は4月半ば出産予定の未熟児出産でした。
早生まれの上、低体重児であったからか、少しぼーっとした性格。
幼稚園でも小さく、何をやるにしても控えめで、他の子と比べても3テンポくらい遅れて行動するくらいノロマです。
少しストレッチさせてでも、成長速度が上がらないものか、と考えていました。
なぜお受験?
私自体が国立小学校に入学していたということもあるのですが、きっかけは私の嫁の発言でした。
え、マジ!?
私個人としては、小学校受験への価値はあまり見出していない方の人間ではありました。
ただ、お受験環境が身近になかった地方出身の嫁にとっては、せっかくお受験できる環境にあるのだからと、受けさせてみたいと思ったようです。
我が家では嫁の意見は絶対!
こうして、我が家のお受験は、子供が4歳の頃から始まりました。
お受験教室に入れてみる(1月ごろ)
伸芽会に入会
年中の12月ごろ。
色々な教室のガイダンスにも参加し、一番熱心に感じたのが伸芽会。
私の出勤途中(有楽町)にあるということで、銀座教室に通わせ始めました。
入ったのが土曜日午前の総合コースクラス。
他にも、巧緻性を鍛えるクラス、ペーパーをこなすクラス、などありました。
我が子の入った総合コースも、月7万円。
授業料、高っ!!
全てのコースを受講するとなったら10万円超えてくるんじゃないですかね。
以下は1年のプログラム表。7月まではみっちり。8月以降は確か直前講習。
2週間に一度 先生との面談がある
教室はかなりのお値段ですが、サポートが多いです。
代表的なものとしては、担任の先生との面談。
我が子が今どのような位置付けで、どのように勉強したら良いか、など。
また、各小学校の受験情報がインプットされているようで、どういった子が入学されているのか、入試傾向やまで抑えられているようでした。
テキスト販売が充実していた
先生との面談で、どの部分が苦手だから、この分野を強化しましょう、という話をされます。
そして、受付では伸芽会の授業内容ともリンクしている市販本「ステップナビ」が購入できます。
ただし、国立小受験の場合は、全てをこなすのではなく苦手分野のみに利用するほうが効率的かと思います。
志望校合格判定模試で、無事撃沈!
1月後半に入会し、実際に授業に参加したのは2月。
最初は色々なれず、特に巧緻性を要する制作が一つもできなかったみたいです。
そして、3月に志望校合格判定試験というのを初めて、受験しました。
結果は・・・
見事、轟沈!!!
試しに、私とりぞーが通っていた小学校も判定して貰いましたが、合格圏外。
まぁ、もちろん、想定の範囲内ですがね。
3月にようやく5歳になったわけで、今は仕方がない。(と思うしかない・・・)
コロナショックがお受験を直撃
伸芽会の銀座教室の良いところの一つが、立地です。w
授業が開始される前、講評があるのですが、それが終わると、保護者の皆さん隣の三越や松屋に行かれます。
9時〜12時まで、デパートに行くのも、一つの良さでもあります。(お受験に全く関係のない要素ですけど。)
緊急事態宣言(1回目)
春期講習会が終え、さてもうすぐ4月になるな、と思った矢先。
1回目の緊急事態宣言が発令されました。
そのため、4月の授業は全て中止となってしまいました。
伸芽会の先生も、4月からGWが、受験でいう”夏”に相当するものだと仰られていたので、「なんて年だ!(小○風)」ってね。
後から考えても、ここでしっかり波に乗り切れなかったなぁ、と思います。
以下はGW講習のフライヤーでした。
結局、参加はできず、返金になりました。
家庭学習中に親の中だるみ?
私はこの時期から、リモートワークがスタート。
嫁は、学校の先生でして、緊急事態宣言中は自宅待機。
そして、授業が進まないとかで、Web学習支援サイトを作成していました。
生活も変わり、働き方も変わりながら・・・
・・・・やっぱりなってしまった。
中だるみ!!
小学校受験は親の受験。
こういうところが、私に足りないところだなぁ、と思うところです。
地元のお教室へ転籍することに
結局、私の会社がフルリモート体制に変更となり、地元の教室へ移籍することになりました。
残念ながら、伸芽会の休会をお願いをしました。
担任の先生も、
「今回の状況は流石に予想ができませんでしたね。一生懸命にやっておられたので、少々名残惜しいのですが・・・」
と仰られておられました。
伸芽会の先生は大変情熱を持っておられ、今回の担任の先生には短いながらも色々と面談もしていただき、お世話になりました。
おや?めっちゃ成績が伸びてんじゃん!
地元のお受験教室に移ったところ、伸芽会の時に比べて、はるかに我が子の成績が伸びていました。
急に上位に食い込む!
そのお教室も有名な教室なので、レベルが低いわけではありませんが。
多分、伸芽会がハイレベルな環境だったのでしょうね。
我が子に対する親の言動も手のひら返し!(笑)
なんて現金な生き物なんだぁ、と思った瞬間です。(笑)
お受験後半戦に突入
しかしながら、その後は伸び悩み。
面接の受け答えも、知識問題も、中々新しいことが身につかない日々。
おそらくは、コロナで外出を控えているので、いろいろ経験させられていないことが原因なんだろう、と思うようになりました。
夏。”受験の天王山”にたくさんの体験をさせよう
夏も例年のようには出かけることはできません。
ただ、できるだけ自然なものに触れるようにしました。
やっぱり見て触って、それで名前覚えていくもんですね。
子供は、6歳までは直感的に考えたり覚えたりする、と言われています。
春先に遊べなかった分、夏で色々やらせてあげました。
日に焼け、子供はようやく充実した顔を見せてくれたような気がしました。
志望校は国立の附属小学校に一本化
塾の先生から、私立小学校をどうするか、というお話を頂きました。
候補に挙がっていたのが、カトリック系の小学校です。
模擬試験でもまずまずの成績でもしかしたら合格していたのかもしれません。
でも、受験は見送りました。
私の家の価値観ではありますが、小学校生活にお金をかけてまで得られるリターンって何かということが、あまり実体験ベースで思い浮かびませんでした。
もちろん、安全、学習環境、裕福な家庭の子供が多い、というのもあるかもしれませんが。
世の中、そればかりが当たり前と感じても、あまり意味が無いように感じて。
そして、学習環境については、中学からでいいよな〜というのが、我が家での考え方。
多分、実はこういう考え方も、お受験においては敗者のメンタリティだったのかも・・・しれません。(笑)
受験と結果
受験の日がやってきました。
受験の日は、嫁に行ってもらいました。
やっぱり、なんだかんだと言って、母親が落ち着くだろうな、と思い。
受験会場へは携帯の持ち込みや筆記用具すら持ち込み禁止となっていました。
何らかの月例考慮があると、そこは信じるしかない!
今年はグループ行動観察がなかった
試験も、コロナの影響がありました。
例年重視されてきた、グループでの行動観察がありませんでした。
今年は、面接中心ですね。
あと、行動観察が少々イレギュラーに感じたのは、家を出入りする行動を見せてください、といったもの。
おそらく査定ポイントとしては、
・靴を揃える
・傘をしっかりとしまう(テープをする)
・家を出て、左右を確認する
ということでしょうか。
我が子の出来は、正直イマイチで、他の子供より取り掛かりにワンテンポ遅かった印象でした。
結果は、不合格。
右も左も分からないまま1年間、ストレッチされてやってきたので、よく頑張ったね、と声をかけました。
幼いながら、悔しかったのでしょう。涙がポロリと。
まとめ
親として子供にやってあげられなかったこと
指示を聞いてその通りにやる能力が備わっていなかったのが敗因だと思います。
国立小では多くの場合、少々言い方が悪いですが、一次試験は”足切り” と思ったほうが、個人的には認識として正しいのではと思っています。
挑戦してよかった点
結果としては、不合格でした。
ただ、お受験を通して、飛躍的に成長したと思います。
あれほど頼りなく、しかも手先は不器用で、何も答えられない我が子が、色々と覚え、沢山の言葉を発するようになりました。
あと受験のギリギリまで成績が伸びていたような気がします。
幼いながら、大きな潜在力を感じられました。
反省点
あまり、一人でやらせる、という経験を与えられなかったように思います。
それが、受験を通して、「一人で通学する」「能動的に取り組む」ことが難しいと判断されたのかもしれません。
また、親自体が受験に常に力を注いでいたかというと、そうではありませんでした。
私自身のモチベーションが一定に保てていたわけでもないのが、敗因の一つでしょう。
なにより、私自身が国立小学校受験経験があるのにも関わらず、それを活かすことができていないのですから。(汗)
本記事は、 ◆ 国立小学校を受験するまでにやるべきこと◆ 入学後の教育カリキュラム◆ 国立小学校のメリット/デメリット について、記述しています。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle ||[…]
いま思えば、塾に入れる必要がなかったかも
国立小学校の場合、正直言ってそんな難問・奇問は出題され無いことが多いので、私立志望生の多い塾に入れなくてもよいのではないかと思います。
また、以下のような記事もあります。
また、国立小学校の最近の傾向では、どうやら学力で合否が決まっている訳ではない、ということがわかってきました。これまでに合格した子、残念ながら不合格だった子たちの話を比較したうえですが、大手の教室が行っている模試の結果順に受験生を並べてスコアが高かった子供から合格しているか、合格率が高いかというとそうでもないという傾向が出ていて、模試の結果と合格の相関関係はないという印象です。
私もこの部分は同意で、国立小学校の場合、教育研究の側面での選抜も兼ねていると思います。
先述したとおり、「能動的・積極的な姿勢」や「通学能力(∵私立小ほど手厚い通学サービスが無いため)」が学力よりも優先度が高いのではないかと思いました。
なので、実は学力面に関しては家庭学習で充分な気がします。
こぐま会教材、提携SAPIXピグマの「幼児通信教育モコモコゼミ」
小学校受験対応の幼児教育ということで他の幼児教育とは一線を画します。
また、こぐま会教材を使う観点からも安心感があります。
今後の抱負を最後に。
小学生受験は、親の受験とも言われるように、親がそれまでどれくらい努力したかを問われるようなものでしょう。
しつけ、知識、言葉、記憶・・・こう言う部分を日常的に繰り返しやっているかどうかを問われているのだと思います。
そう考えると、年長組1年間だけではなく、それまでの集大成的なものがあると思います。
なので、不合格という結果は、私の責任だったと思います。子供に悔しい思いをさせてしまったことに、一つ後悔の念を持っています。
一方で、このチャレンジ自体は、我が子にとって良い成長の場になったと思っています。本来ならば、4月生まれの年中組であったはずが、未熟児で生まれ、一年上の学年についていくことになったのです。
きっとこのチャレンジが、我が子を成長させ、順調に小学校に入る準備が整ったものと信じています。
また、この一年、子供には色々と我慢してもらいました。
当面は、好きなこと、好きな習い事をさせて、自由な選択からまた新たな学びや発見をしてもらいたいと思います。